
近年、インターネット上には多数の映像コンテンツが発信されるようになっている。しかし、興味のあるものすべてを視聴するには時間がかかりすぎるため、発信者にとっては、せっかく発信した映像コンテンツがなかなか見てもらえない、また、視聴者にとっては、すべてを見られないという課題があった。
これを解決すべく、NTTアイティは映像コンテンツからダイジェスト映像を効率的に生成するシステム「EasyDigest(イージーダイジェスト)」を、11月16日より販売開始する。
ダイジェスト映像生成システム「EasyDigest」は、映像のカット点検出や、カメラワーク検出、テッロプレイアウト検出等の、高度な映像メタデータ解析技術を駆使し、映像の意味のある区間を自動的に抽出することができる。
また抽出した区間を組み合わせて、手軽にダイジェスト映像を生成することが可能である。これにより、放送局などでは、ニュースやスポーツなどの映像コンテンツをダイジェスト映像化し、インターネットで配信する等の二次利用が手軽にできるようになる。
処理するためのワークステーションは、高機能なものが要求されそうだが、実はそうでもない。
OSは、WindowsXP SP3 CPU / MemoryはIntel Core2Duo 3GHz以上 / 2GB以上
キャプチャーボードはCanopus社 (アナログ入力用) MVR-D4400 となっており、2009年現在のハイエンドPCなら十分に処理できるようだ。
処理はある程度までソフトウェア側で自動で行われるので、専門のAVエンジニアでなくても作業できるのが強みである。
ソフトウェア価格は340万円からとなっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)