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マルチプリンター対応の印刷コスト削減ソフト「SuperPrint Utilities」を発売 インターコム

「ペーパーレスの推進」がかけ声だけで終わっている会社は実は結構多い。回付書類をPDFファイルでメール送信しても、印刷して見ないとアタマに何も入らないという人はまだまだいるものである。

それならば、無理にペーパーレスのかけ声ばかりかけずに、印刷経費を節減する方向で検討すべきである。
そうしたソリューションに対応しているのが、インターコムの「SuperPrint Utilities」である。

 「インク/トナーの節約」については、インク/トナーの使用料を最大75%カットできる。節約率は1%単位で印刷の都度自由に設定可能。
単に節約一辺倒ではなく、出力する資料の重要度なども考慮しながら柔軟に運用できるにが特長。
なお一般的にインク/トナーの節約は印字品質の低下につながる懸念があるが、本商品では印字品質に大きく影響する解像度はそのままにインク/トナーの濃度だけを純粋に調節しているため、インク/トナーを節約しながらも、極めて精細な印字品質で印刷できる。

一方「用紙の節約」については、用紙1枚に最大8ページを割り付けて印刷したり、2ページ分を用紙の両面に印刷したりして節約を行える。こちらも印刷の都度設定を変更できるので、社内向け資料と社外向け資料とで設定を切り換えるなど柔軟な運用が可能である。

さらに印刷状況や節約効果を見える化するレポート集計機能が充実している点も特長である。同種商品の大半は「ユーザー別による節約率/節約金額の集計」しか対応していないため、一つの視点でしか印刷状況を確認できないが、本商品ではユーザー別の集計に加えて、「プリンター別による節約率/節約金額の集計」や「月次単位の集計結果一覧表示(前月/前年度との比較)」にも対応している。
これにより、例えば月次単位で印刷コストの高いユーザーを確認したり、組織全体として毎月の節約率を前年度あるいは前月と比較したりできる。

モデルケースとして、従業員数100名規模の組織で本商品を1年間運用した場合、約100万円の印刷コスト削減を達成できるとしている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)