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日本IBM、メモリ最大32GB搭載可能なXeon3400番台搭載サーバーを提供

中小企業に設置されてる複数サーバーを1台に統合しようとすると、統合先サーバーのコストパフォーマンスが重視される。特に搭載メモリは十分な容量を確保しておかないと、最適な運用ができない。
今般、日本IBMは本日、中小企業や小規模組織に最適なx86サーバーのエントリー・モデルにおいて、1CPUサーバー向けの最新インテル Xeon プロセッサー3400番台を搭載したラック型サーバー「IBM System x3250 M3」およびタワー型サーバー「IBM System x3200 M3」を発表した。
メモリー容量においては、従来の4倍である32ギガバイト(GB)の容量を搭載できる。

今回発表の「IBM System x3250 M3」および「IBM System x3200 M3」は、性能向上とメモリー容量拡張により、さらに高度な仮想化環境での使用が可能になった。メール・サーバーやファイル・サーバー、ウェブ・サーバーやネットワーク用のサーバーなどの機能を一つに統合し、小規模な組織の基幹システムとしての活用に最適である。また、ラック型のx3250 M3では、3.5インチと2.5インチのSATAハード・ディスク・ドライブ(HDD)およびSAS HDDの多様なHDDを搭載でき、既存資産を柔軟に活用することができる。

本日発表の両製品はまた、統合管理のためのチップ「統合管理モジュール」を搭載し、IBM独自の自己診断機能を付加したハードウェア制御ファームウェア「uEFI」をBIOSに代わって採用することにより、サーバーの起動時間を短縮するだけでなく、管理を容易にする。

本日発表の製品の最小構成価格は、「IBM System x3250 M3」が210,000円(税別)、「IBM System x3200 M3」が116,000 円(税別)で、本日からIBMおよびIBMビジネスパートナー経由で販売し、11月11日から出荷を開始する。

サーバー統合によって、サーバ本体及び空調電力の大幅な節減が図られ、企業の全体的なコスト削減とグリーンITに貢献することとなろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)