
読モとは読者モデルのこと。数年前、読者モデルブームが到来し、今も尚そのブームは継続されている。それは職業としてモデルをしている人以外にも、可愛くてオシャレな人が世の中にはいるという認識へと繋がったことは間違いない。では、なぜ読者モデルブームがこんなにも長く続いているのか。
読者モデルは芸能人などに比べ身近で、手を伸ばせば届きそうな存在だ。際立って背が高いわけでもなく、全員が8等身プロポーションというわけでもない。そこには日常的な「かわいさ」や「カッコよさ」が存在し、プロのモデルには出せない愛着や親しみやすさが生まれるのだろう。
ファッション誌には「ストリートスナップ」と呼ばれるものがある。これはオシャレのセンスがある女性を撮影し、スナップ写真とともに詳細なコーディネート情報を掲載するというものだ。何を隠そう筆者もストリートスナップで読者モデルをさせていただいている。撮影の日にちや場所が予め指定されているケースもあり、事前に撮影の予約も出来るので参加しやすく、また読者のニーズも高い。それは前述の通り、価格面でも着こなしにおいても身近であり、自分のオシャレにも取り入れやすいという背景があるからだろう。現在、雑誌よりも情報の鮮度が高いウェブに特化したサイトが急増しており、日本国内だけでも30以上ものコンテンツが存在し、市場が拡大し続けている。
そうした中、ストリートスナップのポータルサイトのひとつ「BRIGIT(ぶりじっと)」の社長に読者モデル井口真由子氏がこの度就任した。彼女は約半年でSEDA、Soup.、with、PS、ar、CUTiE、mina、non-no、sweet別冊やヘアカタログ、大手ECサイト等の複数のメディアに掲載された、カリスマ的読者モデルだ。現在、読者に近い+αをBRIGITを通して表現し、読者モデルの存在価値を高める為の支援事業の展開を視野に入れており、近日中にその先駆けでもある企画を数本リリース予定だ。彼女の支援事業の行方が日本のモデル事情を揺るがすかも知れない。
(TechinsightJapan編集部 Hayami)