マドンナと言えば、昨年10月のガイ・リッチー氏との離婚によりロンドンを離れ、ニューヨークのセントラル・パーク西側の超高級アパートに生活拠点を移していた。子供たちの新生活もすっかり落ち着いたものと思われていたが、そのアパートの近隣住民らは今、マドンナに対してカンカンだ。
『Sticky&Sweet』のワールド・ツアーのため、昨年8月から1年以上に渡り世界各地を転々としてきたマドンナ。ツアー中のブレークを利用してニューヨークの自宅に戻ることはあっても、それはしばしの骨休め、静かにしていたのであろう。
だがそのツアーも今年9月、イスラエルのテル・アビブ公演を最後に閉幕した。ようやくニューヨークの自宅に腰を落ち着けることが出来たマドンナだが、そんな彼女を待っていたのは、近隣世帯による騒音被害の訴えであった。
“毎日3時間、常識を超えた音量で音楽を流し、その振動が壁、天井、暖房機のパイプにより伝わるため、近隣世帯は大変な苦痛を強いられている” という記載内容のもと、マドンナの退去を要請する訴えが裁判所に対して提出されたのだ。隣人の一人、カレン・ジョージさんはメディアの取材にこのように語っている。
「マドンナはどうやら部屋にひとつ、スタジオのようなものを設けてしまったのでしょう。連日ひどい騒音で参っています。ものすごいボリュームの音楽が床から天井へ、壁から壁へと近所中にズドン、ズドンって感じで伝わって来るんです。」
何か大きな出来事が起きなくとも、普段からパパラッチが張り付いているマドンナの周辺はやはり何かと騒々しい。アパート住民で構成される自治会は、マドンナ・ファミリーの入居には元から渋い顔を見せており、今回の件で騒音被害を受けていない住民らの間でも、退去を要請する声が一気に高まってしまったようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)