“セレブ芸能ニュースに飛びつく人はUFOや怪奇現象も好き?”ということで、エンタメ系のニュースですら中断して紹介してしまう、大変珍しい気象現象の話題がひとつある。モスクワ上空に現れた奇怪な雲を捕えた映像が、今世界中で大変な評判だ。
今月6日の夕方近く、モスクワ上空に現われたというこの雲はまるでUFO襲来、エイリアンによる地球侵攻を描いた映画『インデペンデンス・デイ』の1シーンのよう。
モスクワ市民はこのような雲をこれまで見たことがないと言い、メディアもすぐさま取り上げたが、地元の気象学者は異常気象やUFO襲来といった説を一蹴した。
「まれにはこのような現象も起きます。モスクワ上空には、最近何度も発達した前線が通り過ぎました。そこに北極からの冷たい風が吹きつけています。夕暮れ近くの太陽が、西側からそれを照らすことにより生じた現象であり、大気汚染にも関係ありません。」
何やら大規模な核実験が近くで行われたのではないかと恐れる人もあったため、このような説明には多くの人々が安心した次第だが、若者はサッパリ夢がなくなったと嘆く。この現象が今後も度々現われるようであれば、第二のオーロラとして観光資源になりそうなものだが、いかがであろうか。
※YouTubeにも公開された話題の映像はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=EopIdYAR5BE
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)