writer : techinsight

明日のアニメ界を変えるのは、ズバリあなたかもしれない!「Live2D」で明日のクリエイターを目指そう

アニメーション制作がさらに身近になった。「アニメを作って、自分も動画サイトにアップしてみたいけど、絵が描けないから自分は作品が作れない……」というアニメ好きの悩みを解決してくれる、魔法の独自技術「Live2D」が生み出す『キャラクター素材共有サービス』とは?

ネットが発達したおかげで、今までとは考えられないぐらい様々なことが可能になった。例えば、初音ミクがもたらした功績を見直してみよう。自作で音楽を作りたいけど敷居が高そう……と思っていたクリエイターの多くが、手軽にヴォーカルをレコーディングできるミクの魅力にはまることで、どんどん新しい音源を生み出してムーブメントを作ってしまった。また、クリエイティヴ・コモンズ・ライセンスの登場により、著作権を一部フリーにするミュージシャンも登場し、彼らの音源をそのまま使うことで、さらにネットラジオが身近なものになった。数え上げればきりがない。

アニメの世界においても、同様のムーブメントが起こるかも知れない。これまでの敷居の高かったアニメ製作を、ずっと身近に感じられ、手軽に始めることのできるサービスが登場した。それが株式会社サイバーノイズが提供する「Live2D」だ。3Dのように立体的な質感を出すのではなく、二次元のアニメ画としての魅力を残しつつ、自在に動かせるようになるのが魅力で、『Live2D Modeler』というソフトを使って絵師が製作し、アップロードされたその作品を『Live2D Animator』で動きをつけることで一つの作品に仕上げていく。

これは、アニメーションとして作品を作るだけではなく、SNSやチャットサイトなどのアバターやゲームのキャラクターとして使うことも可能だろう。また、ビジネス的にも、企業でのプレゼンテーションの場での活躍は大いに期待できる。 こうしたサービスやソフトの普及によって、更に新たなジャンルや尖鋭的なアニメが生まれてくるかもしれないと思うと、これからのネット事情はますます目が離せなくなる。
(TechinsightJapan編集部 稲田つばす)