JST=独立行政法人科学技術振興機構は、来月31日から11月3日まで、東京・お台場の国際研究交流大学村にて、地球の未来をテーマに「サイエンスアゴラ2009」を開催すると発表した。
これは、化学の面白さを伝え、科学技術にまつわる問題を考えることを目的に開催されるもので、シンポジウムや講演会、ワークショップ、科学ショー、実験教室、映像体験など様々な企画が予定されている。その数は4日間で合計150にのぼる。
昨年までは3日間の会期であったが、今年は4日間に延長。日本科学未来館1階のシンボルゾーンと企画展示ゾーンの全面を会場とし、そこを広場=アゴラに変えていく。
目玉となるのは、イギリス・BBCやNHKなどの科学ドキュメンタリー制作者を迎えたセッション、アニメ『ニルスのふしぎな旅』劇場用未公開版をデジタル化した作品の大型スクリーン初上映会、週刊「モーニング」誌で人気連載中の漫画『宇宙兄弟』の作者である小山宙哉氏と作品中にも重要なキャラクターとして登場する向井万起男氏のトークショーといった催しだ。
また、これからの科学コミュニケーションを展望するシンポジウム、科学技術行政のトップをまじえてそのあり方を論じ合うセッションや、国際科学オリンピック代表選手とノーベル賞科学者とのフォーラム、サイエンスショーやショートプレゼンテーション技量を競う「科学の鉄人コンテスト」なども開催される。
「サイエンスアゴラ2009」は10月31日(土)から11月3日(火・祝)まで、江東区青海の国際研究交流大学村(東京国際交流館、日本科学未来館、産業技術総合研究所臨海副都心センターにて開催され、ほとんどの催しが無料で参加できる。事前に申し込みが必要なものもあり、「サイエンスアゴラ2009」の公式ホームページで申し込みを受け付けている。(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)