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日本HP Windows7搭載ビジネス向け低価格デスクトップを発表

日本HPは、ビジネス向けデスクトップPCのエントリーモデルを新ブランド「HP Compaq Pro」シリーズとして一新し、新製品2機種を発表する。

ビジネスユースにふさわしく、省電力に配慮するとともに、ニーズに応じたライトスペックを実現している。

今回発売するのは、インテル®製プロセッサーを搭載する「HP Compaq 6000 Pro SF(/CT)」と、AMD®製プロセッサーを搭載する「HP Compaq 6005 Pro SF(/CT)」の2機種である。
ともにプリインストールOSとしてMicrosoft Windows 7を搭載し、従来環境との継続性を重視する顧客に向け、Windows XPへのダウングレードサービスにも対応している。

両製品とも、日本HPのオンラインストアHP Directplusで販売するCTO(注文仕様生産)モデルにおいて、記憶装置としてアクセス性能、静音性、省電力性に優れたSSD(64GB)が選択可能となった。

「HP Compaq 6005 Pro SF(/CT)」は、「HP Compaq dc5850 SF(/CT)」の後継モデルである。最新チップセット「AMD 785G」を搭載し、内蔵グラフィックス機能はWindows 7がサポートするDirect X 10.1に対応することで、Windows 7の特長であるレスポンスの速さを最大限に活かすことができる。また、電力変換効率89%(従来モデルは85%)の電源ユニットの搭載により、基準が厳しい国際エネルギースタープログラム5.0に適合するモデルも用意された。

「HP Compaq 6000 Pro SF(/CT)」は、「HP Compaq dc5800 SF(/CT)」の後継モデルである。映像出力端子として、従来のVGA(Dsub)端子に加えて次世代のデジタル出力端子DisplayPortを搭載し、デュアルディスプレイ出力に対応した。安定稼働実績のあるアーキテクチャ(インテル Q43 Expressチップセット)を採用することにより、初期導入コストを抑えつつWindows 7環境へのスムーズな移行が可能である。

価格帯は5万円台から7万円台となっており、償却の終わったPCのリプレース対象としても手ごろな価格となっている。
多くのユーザー企業が「Vista飛ばし」を行ってきた中、今回のWindows7搭載モデルにより移行が推進されるものと期待される。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)