社内文書の回付においては、極力PDFファイルをメール送信するなどして、紙資源の抑制に努めるのが基本である。
しかしお客様に提出する資料はそういうわけにはいかない。特にカラープリンタを使う場合には、カラーコピーで渡すと色合いが落ちてしまう。そんなときに並列プリント2Proを使うと、社内に存在する複数のカラープリンタ(最高10台)に総動員をかけて、必要部数を印刷して、即座に顧客に渡すことができる。
「並列プリント2Pro」は、指定した最大10台のプリンタにそれぞれ指定した部数を同時に印刷をするツールだ。 印刷ジョブは、複数のプリンタに対して同時並行で出力され、多数ページ/多数部の印刷でも短時間で印刷を完了することができる。
Word, Excel, Webページ、Adobe Reader, など Windowsで印刷可能なアプリケーションなら何でも印刷できる。
プリンタはインクジェットプリンタでも、レーザプリンタでもあるいはそれらの混在でも動作する。 またローカルプリンタとネットワークプリンタの混在した環境でも対応する。
Windows Serverのアクティブディレクトリでドメイン管理を行っている場合には、業務マニュアルなどを圏内支社に一斉プリント配布するという荒技も使える。
メールでファイルを送れば済むと言われれば、そのとおりなのであるが、たとえばMicrosoft Visioで描いたネットワーク構成図を「直ちに」配布したい場合、相手方のパソコンにVisioがインストールされていなければ印刷できない。
PDFでメール送信するにしてもファイル容量が大きいと送れない。それならば、直接印刷ジョブを送りつけた方が早い。
小規模な印刷屋さんや、お客さんをお待たせしたくない対面販売の店舗など、さらにカタログやマニュアルの印刷などさまざまな環境で、「並列プリント2Pro」は活用するであろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)