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オンラインストレージ(インターネットディスク)サービスは、かつてはデータの受け渡し用として提供されてきたが、USBメモリなどの大容量化に伴い一時は下火になった。
しかし、現在は緊急時のデータ紛失防止を目的としたディザスタリカバリ用としてふたたび注目されている。
BIGLOBEは、本年10月19日発表のNEC製コンシューマー向けパソコンにて自動バックアップが可能な「オンラインストレージ for FlyFolder」の提供を開始する。
「FlyFolder」は、文書や画像などのデータファイルを自動的にバックアップ、復旧するソフトウェア(NECパーソナルプロダクツ株式会社製品)である。
従来対応のWindows Vistaに加え、Windows 7 Professional、Windows 7 Home Premiumにも対応することにより、新規にパソコンを購入したユーザーなど幅広いユーザに利用できるようになった。
画像や音楽ファイルを保存しているフォルダを指定しておけば、自動的にネットワーク経由でバックアップが実行される。
料金は容量によって異なり、最小は5GBで月額263円。最大は50GBで2,625円となっている。
ストレージ容量単価だけ見れば、決して安くはないが、大地震などの災害時にもファイルは保全されるため、「絶対にこのファイルだけはなくせない」という最重要ファイルに対してだけ、”保険”として契約しておくとよいだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)