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USB機器の共有機能を搭載した無線LANブロードバンドルーター「LAN-W300N/DR」を発売 ロジテック

ハードディスクの大容量低価格化に伴い、家族で複数のパソコン(Windows/Mac混在環境を含む)を使っている場合、データ待避などに共通で使えるネットワークハードディスクが欲しくなることがある。

また、FAX兼用の複合機プリンタを共用で使う場合、モジュラーからパソコン位置までケーブルの引き回しをするのは大変である。そうしたニーズや問題点を解決するのが、ロジテックのUSB機器共有機能を搭載した無線LANブロードバンドルーター「LAN-W300N/DR」

「LAN-W300N/DR」は最大速度300Mbpsの性能に加えて、背面に1ポートのUSBポートを搭載。同一ネットワーク上にある各パソコンに「USB機器管理ツール」をインストールするだけで、USBポートに接続したUSBプリンタやUSB HDDなどのUSB機器を共有できるようになる。

別途USBハブを用意することで、最大4台のUSB機器を共有し、切り替えて使用することができる。
USB機器の共有機能を使えば、印刷のたびにプリンタを移動させたり、パソコン間でデータを移動させるためにUSBメモリにコピーするといった作業が要らなくなる。

「USB機器管理ツール」は、Windows 7、Windows Vista、Windows XP SP3以降、Windows 2000 SP4以降のほかに、Intel CPU搭載の Mac(OS X 10.4以降、10.5以降)に対応している。

無線LAN設定も大きく簡略化されており、 最短3クリック+無線暗号キー入力のみで、インターネット接続設定が完了する。
『パソコンからインターネットに接続する』ことに特化し、シンプルを徹底した「かんたんセットアップツール」を添付CD-ROMに収録している。

これにより、デジカメ画像を共用ハードディスク経由で家族に渡したり、そのままプリンタへ送ったりといったことが可能になる。
FAX付き複合プリンタは筐体も大きく置き場所に困ることがあるが、ルータに接続して共用で使いながら、FAX回線は通常ルータのそばにあるモジュラーにつなげて使うことができ、スペースの有効利用が図れる。

セキュリティについては、WPA-PSK(TKIP)、WPA2-PSK(AES)、WEPといった無線LAN用の暗号認証方式に対応するほか、アクセス制限などの各種セキュリティ機能を搭載している。

また、ルータ機能については、高度な設定を可能にする、さまざまな機能を搭載している。

本体のLEDランプを消灯して消費電力を抑える「節電モード」も搭載し、省エネにも貢献する。このほか、EUの「RoHS指令(電器・電子機器に対する特定有害物質の使用制限)」に準拠した環境にやさしい製品となっている。

標準価格は10,700(税別) 発売時期は2009年11月上旬の予定となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)