富士通は、マイクロソフトの最新OS Windows7 Professionalを搭載し、セキュリティと環境に配慮した企業向けPC37機種を10月14日から発売する。
新ラインナップのうち、特に「FMV-LIFEBOOK」では、遠隔操作によるデータ消去を可能にした「CLEARSURE」対応モデルを全3シリーズに拡充し、A4からモバイルまで幅広く用意することでユーザー企業のニーズに合わせた選択が可能となった。
「FMV-LIFEBOOK」は、標準搭載のHDDを全シリーズで160GBとし、高性能CPUを搭載するなど基本性能を強化した。また、PCがPHS通信圏内にある場合は電源がオフの状態でも遠隔からのデータ消去が可能な「CLEARSURE」対応モデルをラインナップし、「FMV-S8390」「FMV-R8290」ではデータを自動的に暗号化し、耐久性が高い暗号化機能付フラッシュメモリディスクに対応している。
事務用途には、コストパフォーマンスに優れたCeleronプロセッサ搭載モデルを、CAD業務などハイスペックが要求される用途には、Core2Duoプロセッサ搭載モデルが用意されている。
さらに、パソコンの不正使用を防止する対策として、指紋センサーやスマートカード、Felicaポートなどによるログイン認証も可能なため、より強固なセキュリティが実現可能である。
今回新規に発売する全機種においてMicrosoftの新OSである「Windows 7 Professional」に対応したほか、「Windows Vista Business」や「Windows XP Professional」へのダウングレードサービスなど4種類のOSから選択が可能である。引き続きWindowsXP環境で運用したいユーザー企業にも対応できる。
一例として、FMV-ESPRIMO「FMV-D5290」のカスタムメイド最小構成の場合
CPUにインテル Celeron プロセッサー430(1.80GHz)メモリ1GB(DDR2 SDRAM)HDD160GB 10万1000円からとなっている。
企業ユースの場合、スペックよりも、紛失盗難時おけるデータ漏洩リスク回避が重要課題だ。遠隔操作でデータ消去可能なモデルのラインナップは、IT部門にとっても心強い選択肢と言えるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)