writer : techinsight

ケータイで通勤情報を共有し合う「通勤天気メール」を近畿エリアで開始 ウェザーニューズ

大都市圏の通勤電車は時刻表通りに運行することは滅多にない。たいてい主要駅の一歩手前で時間待ちや通過待ちをしているので、代替路線があるのなら、乗り換えた方が早く着く場合もある。そんな情報を共有し合うサービスが「通勤天気メール」だ。

『通勤天気メール』は、同じ駅・路線を使う人同士が通勤仲間になって、駅までの天気や体感、駅の様子や遅延状況など、通勤に関する情報を伝え合い共有することで、憂鬱な通勤が便利で、ちょっと楽しく、もっと便利になるモバイルコミュニティだ。

利用者は“通勤メンバー”として、「自宅から駅までの天 気」、「駅の混雑状況」、「遅延など運行状況」など通勤で体感した状況などをリポートできる仕組みで、自分が送ったリポートは、次にその駅を使う人に伝わり、次に駅を使った人は、またその次に使う人のために行うといった形で、コミュニティの“通勤メンバー”それぞれが、後続の人のために通勤情報を役立て合える。

通勤の際“駅につくまでに雨で靴の中がびしょ濡れ”や“普段よりせっかく早めに出たのに駅に着いたら車両故障で全線ストップ”など、自宅に居て は予想できない事態が時折発生する。

通勤天気メールでは、「傘を持っていても濡れるくらいの雨だった」や「列車が全線ストップしています」など自分より先に駅を利用した人のリポートが“通勤メンバー”にリアルタイムに共有されることで、従来、駅の様子、列車の遅延情報、復旧状況など、実際に通勤してからでないと分からなかった情報が、自宅で把握することができる。

このコミュニティ『通勤天気メール』は、関東と近畿エリアで開始するサービスで、活 動時間はラッシュとなる時間を中心とする毎朝4時から10時までとなっている。通勤天気メール登録には、携帯サイト「ウェザーニュース」(月額315円)の登録が必要だ。

時差出勤をしているユーザーにとっては、そうでないユーザーからの先発情報を入手することで、いち早く行動予測が立てられる。特に事故や災害の情報を入手しておけば、タクシーを使ったり、代替路線に切り替えたりといった行動が取れる。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)