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複数サービス連携で待ち合わせを支援するモバイルアプリ「待ちぴったん」アナログトゥエルブ

待ち合わせにはケータイで連絡を取り合う時代とはいえ、新宿東口などで落ち合うのは未だになかなか難しい。そうした不便を解消すべく、株式会社ANALOG TWELVEは、米Google社が提供する携帯電話用ソフトウェア・プラットフォーム「Android(アンドロイド)」に対応した、複数サービスの組み合わせ(マッシュアップ)による待ち合わせ支援モバイル・アプリケーション『待ちぴったん』を開発した。

『待ちぴったん』は、Android独自の機能である「Googleトーク」と「Googleマップ」、一般に公開されているWEBサービスである「ぐるなびWebサービス」「ホットペッパーWebサービス」「Yahoo!デベロッパーネットワーク」をマッシュアップで組み合わせたANALOGTWELVE初のAndroid向けアプリケーションである。

例えば、デートで待ち合わせ場所まで辿り着けない場合でも、現在地を相手に知らせ、地図を見ながら相手とメールでのコミュニケーションも図れるので、地図が読めないと言われがちな女性も彼のナビゲートで確実に目的地に辿り着く。また、サークル仲間と一斉に連絡を取りつつ待ち合わせ場所を設定できる「複数利用」も可能。さらに、花火大会やライブ会場など人ごみで話しづらい場所での待ち合わせにも最適のコミュニケーションが図れる。

自分の位置を相手に送信(複数も可)したり、位置確認に応答したり、周辺のお店や施設を検索して、待ち合わせ場所に設定するといった使い方が基本になる。

ケータイが普及する前は、「新宿東口の○○電気の1階フロア」などといった細かい待ち合わせ場所を事前に打ち合わせしてから待ち合わせたものだが、現在は「新宿東口で」としか打ち合わせず、とりあえず広大な東口に来てからお互いの位置を電話やメールで教え合うようになり、必ずしも便利になったとは言えない。

「待ちぴったん」は、そうした状況を改善し、どこかの店で時間をつぶしている人、まだ電車に乗っている最中の人、勘違いして西口へ行ってしまった人などが、それぞれ場所をナビゲートし合いながら確実に落ち合うことが可能になる。

現在、Andoroidプラットフォームを採用しているスマートフォンは限られているが、将来、同OSが普及した暁には大きな活躍をすることが期待される。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)