エコに関心の高い方なら、これを知らずしてエコやを語るべきではない、というと大袈裟だが、電気代がかからずして家電が動くとはこれいかに。電気代がかからないとはつまり、自分で電気を作ってしまおうという提案である。株式会社太陽工房からこの度発売される「バイオレッタ ソーラーギア VS12」とは、社名の示す通り、汎用携帯型の太陽光発電システムだ。太陽光発電を利用した電卓・ライト・時計など、現在はごく一般的に出回っていて馴染み深いものになっているが、このソーラーギアは家電に給電できてしまうというものだ。
太陽光発電といえばいまやエコロジーの代名詞のように言われている再生可能エネルギー(資源が枯渇しない)だ。電気を作り出すのに燃料を使わないクリーンなエネルギーは、温室効果ガス排出量を削減できることで注目されている。太陽工房では、薄型軽量でしなやかな太陽電池パネルと、小型軽量で頑強な電池格納部をセットにして低価格で販売する。市販品では世界初、フレキシブル型球形シリコン太陽電池パネル採用の防水・防塵仕様、メンテナンスフリーという嬉しい特徴を備えているのだ。これがあればいつでもどこでも、太陽さえあれば自家発電が可能になり、レジャーやアウトドアといった屋外での活躍が期待される。太陽光で内蔵の12V蓄電池を充電し、AC100V(コンセント)、DC12V(シガーライターソケット)、DC5V(USB)の3種類の端子から出力可能になっているので、その応用範囲は広い。一番注目したいのが停電や災害などに遭った時に、多少でも電気が供給可能となることだ。携帯電話やラジオ、或いはPCなどが安易に使え情報収集ができるというわけだ。場合によっては命をつなぐアイテムになるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 miyuki)