女優の沢尻エリカと結婚したハイパーメディアクリエーターの高城剛氏が、妻の事務所解雇騒動の八つ当たり的訴訟をマスコミに起こした。激怒の抗議文を滞在するスペインから英文で送りつけて来たり、その温和そうだった風貌からは信じられない行動にビックリ。さらにヤバイおふざけ?を告白した過去の雑誌記事までスクープされ、ちょっとボロボロ。そもそも、何をやっているの分からない“ハイパーメディアクリエーター”っていう仕事自体が疑問視されはじめた。
今週発売の『週刊ポスト』掲載の『エリカ様はご存じか? 出る出る夫・高城剛「虚飾の構造」』(10/23日号)によると、高城氏がHPで自画自賛している「国の事業」だ「ソニーのAIBO」だ「六本木ヒルズ」だの華麗なる仕事の経歴は“大きな事ばっかり言っても実はハリボテだという。
もともと高城氏のやってる「企業あってのメディア戦略。」や「PR」とは、何にも無いところに“無理矢理”何かの“必要性”を人に感じさせるビミョーな商売。ただ物事を複雑にして賢く儲ける事が勝負なのだから、虚飾は虚飾だ。「八ツ場ダム」だってダムの「PRハコ物」建ててゼネコンと役人儲けさせたり、ホリエモン、村上ファンド、小室 哲哉など、巨額なカネと企業や政治が動く裏側では必ず高城氏のような自称○○クリエーターが暗躍しているものである。ついこの間の五輪招致失敗もしかり、彼らは儲けるだけ儲けて“大失敗の後”は足取り軽く逃げていく。
「カタカナ職業って何か分からないけどカッコイイ。」と思っている人たちも、「どうして高城氏のような肩書きの人があんな豪華な生活ができるのか?」という疑問にそろそろ気づき始めている。このタイミングでの「ヨメの解雇」(しかもクスリ疑惑つき)は、イメージ重視(というかそれだけ)のPR業にとってはかなりイタイはずだ。
ポストでは『エリカ様はご存じか?』とあるが、22、3才の遊び好きな小娘に“ハイパーメディアクリエーター”などという、わかりにくくも表面に出づらい“儲けの仕組み”なぞ分かる訳も無い。現在の沢尻エリカは、実業+芸術の仕事で成功した夫の元で芸術的センスを磨いてデザイナーになるという話もあり、わりと素直に夫の才能を信じているようだ。
最初「いい人そうだった」高城氏の“化けの皮”が剥がれ、夫とイメージが逆転し始めたエリカ様。いまさらだが、「いい子」になって今度はダンナ様のイメージアップに貢献してみたらどうだろう。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)