11日放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)「マツコ・デラックスに500の質問。」に出演したマツコ・デラックス。マツコに関する500の質問を、ダウンタウン浜田、松本、ココリコ遠藤、田中、山崎邦正がクイズダービーよろしく(古い)タッチペンで応えて頭上に表示される『ガキ使』ではめずらしい一応クイズ形式の企画。松本たちのいるスタジオから離れて、それを知らずに別室でひたすら自分の質問に答えるマツコの脳内はやっぱり○○する事でいっぱいだった。
最初、「誰に抱かれたい?」など女性的な質問が続き、それに対しキレたマツコ。「アタシを誰だと思っているの?そこらへんのお姉ちゃんと一緒にしないでよ!」とピシャリと言い放つ。
そこで、浜ちゃん、まっちゃん、山崎、ココリコが「怖~、なんで怒ってるの?」とスタジオでおびえているのだが、マツコへの質問は続く。
「特技は?」の質問には「テレビじゃ言えません。」と意味深な回答をし、「一番大切にしているモノは?」というありきたりな質問には「あんまりない。」とつれない回答。更に「世界の終わりに何をしたい?」という質問には至っては、思いっきり「セックス」と答え、やりたい放題だった。(この質問は全員正解。)
はるな愛や、IKKOなどの“客商売的”なオカマたちとは違い、マツコ・デラックスは、どちらかというと文化人的なオカマ。彼女の頭の中がエロ妄想だらけでもさして驚かないが、なぜ、おすぎとピーコといい、ピーターといい、マツコといい、ココリコ・遠藤は“あっち系”の人に好かれるのだろうか。マツコは「5人のうちで抱きたい(抱かれたい)人」という質問には「遠藤。」と即答。とにかく遠藤からは「何か特別な”アチラ向け”のフェロモン」が出ているようだ。
ラストは「鼻毛を何本抜けるか?」の質問に対し鼻毛を抜いたり、「ペットボトルの水を何秒で飲める?」には、大きな体でペットの水を一気飲みし体を張るマツコ。最後には、クイズ回答率が悪かった松本に、具のないねちょねちょしたおにぎりを食べさせた。
ついでにおにぎりを食べさせた遠藤には、「エロティックに食べて」と注文。注文通りに舌を巧みに使って握り飯を食べる遠藤の姿をウットリ眺めるマツコ。彼女は、オカマ的感性だけではなく、エロスの伝道師的な役割も持ち始めた。
一見横暴そうに見えるマツコだが「男に求めるものは?」という質問に対しては、けなげに「そんなモノは無い。」と応えた。「ただ、自分を愛してくれればそれで満足。相手に求めるモノなど無い。」ということだ。いかに恋愛相手(男)を見つけるのが難しいオカマならではの正直な回答。“愛されたい”という気持ちは、男女関係なく切ない。
男性に厳しい条件ばかりつけるアラフォー女性も、マツコのけなげさに学ぶところがあるのではないか。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)