マイケル・ジャクソンという最愛の兄を亡くし、失意のどん底にあったジャネット・ジャクソンのもとに、7年もの間交際の末に破局していた音楽プロデューサー、ジャーメイン・デュプリがどうやら戻ってきたようだ。
28日、イタリア・ミラノで開かれたVICINIによる「2010年春夏コレクション」のショーに続いて、ドナテラ・ヴェルサーチが催した打ち上げパーティにジャネットとジャーメインは揃って参加、仲良さそうにくつろいでいる様子がキャッチされた。
ジャーメイン・デュプリ(36)はヒップ・ホップ界では有名なレーベル “So So Def” を仕切る敏腕プロデューサー。派手好きでアグレッシブな仕事をするジャーメインと、のんびり派でプライバシーを重んじるジャネットの異色の組み合わせが面白いと評判であった。
だが、ジャーメインがプロデュースしたジャネットの2008年のアルバム、「Discipline」のセールスは全世界合わせて70万枚にも及ばず、そのあたりから少しずつ不協和音が発生していたと見られている。
また今年2月には、マイケルが自分の命は短いとしてジャネットに子供たちの将来を委ね、彼女はジャーメインとの結婚を諦めたと報じられた。そして6月25日、マイケルの突然の死が、ついに彼女の揺れる気持ちに拍車を掛けた。
マイケルの残した3人の子を、高齢の母キャサリンさんが今後世話することへの心配、マイケルが残した正と負の獏大な遺産へのジャクソン・ファミリーの関与など、この夏彼女の心労はピークに達しており、ジャーメインの出る幕はなかったと周囲の人々は見ている。
こうしてカップルは7月中旬に破局が報じられたが、ジャーメインはそれを否定。要するに時期が来るまでは、ジャネットのことを陰からそっと見守ることに徹していたものと思われる。
ジャクソン・ファミリーの中でも大スターであった最愛の兄マイケルの死から3か月、失意のどん底から立ち上がらなくてはならないことを自覚しているジャネット。ポッカリ開いてしまった心の穴を埋めるのは、やはり長年彼女を良く知り、愛してきたジャーメインしかいないということなのであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)