イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】人気若手俳優ロバート・パティンソン、芸術家ダリの役は“超シンドかった”。

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の後、吸血鬼と人間の禁断の愛を描いた話題作『トワイライト/初恋』が大ヒット。日本でも一躍スターとなったイギリス生まれの俳優ロバート・パティンソン(23)にとって、『Little Ashes』という作品だけは、少々苦々しい思い出になっているようだ。

大きく見開いた目に鼻の横までピンとハネあがったヒゲで有名なスペインの画家、サルヴァドール・ダリを演じた『Little Ashes』を思い出し、この度パティンソンは英「The Guardian」紙に率直な気持ちを告白した。

この作品は、ダリの若かりし日の恋愛、葛藤、美術に没頭する日々を描いた作品であるが、何分にも80年ほど前のヨーロッパが舞台のため、パティンソンはスーツ姿に古風なヘア・スタイル、鼻の下には水あめで固め、横にクルリとハネさせた笑えるようなヒゲ面である。

「この映画を見ることはなかなか苦しいよ。自分にムチを打つような気分になる。外見もだけれど、ダリはとにかく奇行が多くて、周囲に迷惑ばかりかけるんだ。人のお墓にオシッコするシーンなんて本当にイヤだった。」

若いうちは、むさぼるようにあらゆる役柄を求めて演じ、キャリア・アップを図るものである。だが、引き受けたものの好き嫌いをそのキャラクターに感じることは、やはり仕方あるまい。

ちなみに彼が嫌いなものに、セレブには付き物の “電話インタビュー” があるという。彼は時に、適当なウソをついてメディアを欺いてしまうことがあるようだ。

「僕はオフには本当にインテリなことをして過ごすようにしているよ。シェイクスピアだって読むし、詩も詠む。今は神経学の修士号を目指して勉強もやっているよ。僕はそういう人間なんだ。」

だが実は「修士号がどんなものかも知らないね」とのこと、彼の言葉を信じ、そのまま正直に報じてきたメディアもそろそろ騙されなくなってしまっている様子に、少しガッカリ来ているようだ。

『トワイライト…』のパティンソンは、とにかくその瞳が美しい。常に上目使いでミステリアスなキャラクターだが、クリステン・スチュワート演じるベラに向けるふとした瞬間の優しい笑顔は、たまらなく魅力的だ。『New Moon/トワイライト・サーガ』は、11月に世界各地でほぼ同時の公開が予定されている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)