有名な歌手が亡くなると、ほぼ間違いなく未発表曲が存在するものである。やはりマイケルも例外ではなかった。 7月に行われるロンドン・カムバック公演のために用意されたと思われる曲、“This Is It”が来月12日にリリースされ、続いては、お蔵入りしていた古いテープを含む、ファンなら泣けてたまらないといった2枚組の新アルバムも発表されるという。　

マイケルの遺言状の共同執行人でもある音楽プロデューサーのジョン・マックレイン氏は、来月発売となるマイケルのニュー・シングル、アルバム（共にタイトルは “This Is It”）について、メディアにこのように述べている。

2枚組のアルバムの1枚目はマイケルのヒット曲を網羅しており、カムバック公演に向けてリハーサルに臨むマイケルの最後の元気な姿を紹介する10月公開予定の映画、“This Is It”のサントラ曲もいくつか含まれているとのこと。

「 “This Is It” という未発表曲は、本当に自信作です。世界中のみなさんがすでに知っているマイケルの才能、そう、神による最高の贈り物であったマイケルの才能を、あらためて認識させてくれますよ。マイケルの兄弟も、バッキング・ヴォーカルでコラボを楽しんでいます。」

そして2枚目。ここではマイケルの少し古い時期のヒット曲のいくつかについて、録音されたがお流れとなったヴァージョンを聴くことが出来るという。特にオススメなのは “Planet Earth”という地球について書かれた曲で、マイケルは大事なメッセージを言葉にして囁きかけているため、感動を呼ぶことは間違いないようだ。

シングル“This Is It”は10月12日、同タイトルのアルバムは10月26日、27日、そして映画は10月28日と、それぞれについてほぼ世界同時発売が約束されている。10月下旬、世界中にマイケル旋風が吹き荒れるであろう。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）