7月7日、故マイケル・ジャクソン追悼式会場の最前列にマイケルの家族やきょうだいと並んで座ることを許された、20代の見慣れない若い男性。彼こそが、ノルウェーの女性ファンが生んだマイケルの隠し子と言われるオメール・バッティ(25)であった。これから製作される新しいマイケルの伝記映画にて、息子であろうオメールが20代のマイケルを演じることになりそうだ。
そう報じたのは英大衆紙「Sun」。現在構想を練っているというその映画は、5歳の幼さで「ジャクソン5」のメンバーとして歌手デビューしたマイケルが、その後どのようにスター・ダムを駆け上り、世界的に認められる “キング・オブ・ポップ”の座を勝ち得たのかを描いたものになるという。
複数のマイケル役が登場する中で、特に彼の20代を演じる俳優が担う役割は大きい。何といってもジャクソン・ファミリーの了承が必要だが、彼らも同紙に「オメールは素晴らしい才能に恵まれたパフォーマー。20代のマイケルを演じるには彼が一番だ」と語り、早くもお墨付きの様子だ。
1996年のワールド・ツアー『HIStory』にて、マイケルが自分のミニチュアのような格好をさせたオメール君を連れ回したことから、「この子は誰だ」と一躍有名になった。その後彼はマイケルの子供たちのよきお兄さんとして、「ネバーランド」で生活を共にしていたこともある。
その後はマイケルの元を離れ、ノルウェーに戻った後に再度渡米、ラッパーとしての道を選んだオメール君について、2004年にマイケルは友人に、ノルウェー人女性との一晩の戯れにより出来た息子であると告白していた。またマイケルの父親ジョー・ジャクソン氏もオメール君との血のつながりを認める発言をしている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)