イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】クリス・ブラウン地域奉仕活動が始まる。最初はゴミ拾い。

先日から出身地のヴァージニア州リッチモンドに戻っていた、R&B歌手のクリス・ブラウン(20)。今年2月、当時の恋人であった歌姫リアーナを殴り蹴りの末放置というとんでもないDV事件を起こし、先月25日に執行猶予5年に併せ、地域奉仕活動6か月間その他の判決が下されたことを受け、いよいよその奉仕活動が始まった。

この地域奉仕活動(community labor)というのは、軽犯罪を犯した者に科せられる公共労役のことで、クリスは地域の一般人の目に触れる場所で、リッチモンド警察による担当官が監視する中、清掃活動を中心とした様々な作業をこなすことになる。

16日にさっそくキャッチされたクリスは、オレンジ色に黄色のストライプが入ったベストに、キャップもオレンジ色という目立つ格好。草むらに入り、虫と闘いながらポイ捨てされたごみを拾い、騎馬警察のための馬小屋を掃除した。

リッチモンド警察によれば、クリスには今後、街の壁のイタズラ書きを消す作業、公用車の清掃などが待っているというが、音楽活動のスケジュールのための便宜は図られるとのことである。

話は逸れるが、日本でもようやく導入が検討された、この刑務所に入れずに地域奉仕活動をさせるというアイデア。“最初は見せしめになっている苦痛を味わうが、地域奉仕を続けているうちに、人の役に立ち有難うと声をかけられる喜びを味わった” という者が多いことは欧米のデータでも分かっている。

抑圧されたエネルギーごと犯罪者を檻の中に封じ込めると、出所してからの再犯率と失業率が高いため、真面目に働く人々や社会とのふれあいを断絶させることなく罪を償わせよう、といったなかなか奥深い狙いもあるのだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)