アンジェリーナ・ジョリーの女優デビューは18歳、1999年の『17歳のカルテ』でようやくブレークした次第だが、売れっ子になる前の1997年、アンジーは23歳で大胆なレズビアンのラブ・シーンを撮影していた。『GIA/ジーア=悲劇のスーパー・モデル』というそのTV映画作品が、なんと再放送されることが決まった。
1998年1月に放送となった『GIA/ジーア=悲劇のスーパー・モデル』は、1986年に26歳の若さでHIVにより他界したニューヨークのスーパー・モデル、ジーア・キャランジという実在の女性の生き様を描いた作品だ。
ここでアンジーは主役のジーア・キャランジを、そして現在人気TVシリーズ『Lost』に登場している女優、エリザベス・ミッチェルがジーアの恋人リンダに扮し、二人はこの作品で濃厚なレズビアン・ベッド・シーンを展開する。
神経質で美しく、しかしドラッグと自暴自棄なセックスに溺れ、ついにはエイズに感染するトップ・モデルのジーアを見事に演じたアンジーが評判になり、「ゴールデン・グローブ」、「Emmy」他数々の賞に輝いている。
米国ケーブルTV局の『HBO』は、再放送にあたっては無修正、ハイ・クオリティ映像を約束している。以前、バイ・セクシュアルな人生を謳歌していたアンジーだけに、妙に信憑性のある演技に目が釘付けになるはずだ。
なお、日本ではDVDがすでに市販されている。いくら思春期にはまだ届かないとはいえ、マドックス君やパックス君らには決して見せたくないタイプの作品である。南フランスに滞在していて良かった、といったところであろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)