1992年、R＆B界のプレイボーイと言われたボビー・ブラウンと大恋愛の末に結婚し、しかしそこで人生が狂ってしまったホィットニー・ヒューストン(46)。夫の裏切りで酒と薬物に依存、声もつぶれ音楽界から遠ざかっていた彼女が1日、ニューヨークのステージに戻って来た。

まもなくリリースされるニュー・アルバム “I Look to You” も、マライア・キャリーが警戒するほどの高い前評判を得ており、そのプロモーションを兼ね、ホィットニーは1日、NYセントラル・パーク内の『Good Morning America』特設ステージに上がった。

そこで “Million Dollar Bill” を歌う彼女の様子が、早くもYouTubeに公開された。観客もイントロから大歓声。ホィットニーは笑顔でファンにあれこれ語りかけ、ご機嫌なダンスを見せる。

しかし歌が始まると、会場の誰もが、天使の歌声と呼ばれたあの透き通った高音域が、残念ながら過去のものとなってしまったことを知らされる。

ただし中音域のボリューム感は相変わらずで、従姉妹であるディオンヌ・ワーウィックの歌声にそっくり、いやアレサ・フランクリンの雰囲気に近いなどと、新ホィットニーを純粋に評価しようとする向きもあり、年齢的にも今後は、深みのある落ち着いた歌声の持ち主として活躍してくれることになるであろう。

ステージではニュー・アルバムより3曲を歌い録音され、2日のオン・エアに向け、午後には数時間かけて手を加えられたようだ。YouTubeで公開されたそのステージの様子は、下のURLからどうぞ。

（TechinsightJapan編集部　Joy横手）