嘔吐物の処理にもインフルエンザ感染予防対策を。アメリカの環境保護局登録の殺菌剤配合により、除ウイルス・除菌効果を強化した嘔吐物凝固剤、その名も「オウトロック」が改良され新発売した。
大研製薬有限会社は、「EPA(=米国環境保護局)登録殺菌剤」配合で、除ウイルス・除菌効果を強化した嘔吐物凝固剤「オウトロック」を改良し新たに発売した。
全国各地で新型インフルエンザによる学級・学年閉鎖や休校が相次ぐ中で、感染拡大を防ぐためにも重要となるのが嘔吐物の処理だ。その処理にあたっては、作業を行う人はもちろん、その周辺の人への感染も完璧に防がなければならない。
そこで重宝したいのが「オウトロック」だ。嘔吐物や汚物に振り掛けるだけでそぼろ状に固まり、嫌な臭いも抑えられるため、簡単に処理できるのが特長だ。
従来の吸水性ポリマーを使用した凝固剤は、胃酸で酸性が強い嘔吐物になると吸水力が極端に落ちて、処理しにくくなってしまうという難点があった。それに対して「オウトロック」では、pH調整剤の力で胃酸を中和し、確実に凝固させるので、そうした心配は無用だ。また、天然濾過鉱石が悪臭を封じ込めるため、周囲に臭いが広がらないように処理できる。
今回の改良では、新たにインフルエンザウイルスに対応したり、ノロウイルスの代替であるネコカリシウイルスなど様々なウイルスの失活化及び黄色ブドウ球菌、大腸菌、サルモネラなどの除菌検証データのある「EPA登録(6836-266)殺菌剤」を配合することで、除ウイルス・除菌を可能としており、作業者の安全を守りながら、ウイルス及び細菌による感染拡大を防ぐことができる。
発売元の大研製薬有限会社では、今回の「オウトロック」の除ウイルス・除菌効果の強化により、嘔吐物凝固剤を通じたウイルスや細菌からの二次感染の予防に尽力したいとしている。
嘔吐物凝固剤「オウトロック」は700g入って販売価格は税込み2300円。大研製薬有限会社のホームページなどで発売している。学校や病院はもちろんのこと、公共施設や公共交通機関、カラオケ、飲食店などで重宝できそうだ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)