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熾烈な争いをよそに残るCSへの疑問

ここにきて盛り上がりを見せているセ・リーグの3位争い。しかし、また違った見方をした場合、今のCS制度への疑問も残る。

9月21日現在、セ・リーグ上位のゲーム差は首位の巨人と3位の阪神では14.5ゲーム差ある。2位・中日とのゲーム差も8ゲームとその差は大きい。だが、中日と阪神にはまだ日本シリーズへの出場権を賭けたクライマックス・シリーズへの進出の可能性があり、もし、阪神がこのCSで勝つような事があれば、首位に10ゲーム差以上つけられている3位チームが日本シリーズで戦う事となる。

これはパ・リーグがプレーオフ制度を導入した頃から言われていた問題だ。リーグ3位までが日本シリーズへの出場権を持っているという部分で、確かに首位が独走状態であったとしても、今季のセ・リーグみたいに盛り上がる事ができる。ただ、あまりに差が開いている下位チームが日本シリーズに進出するとしらけるという事も否定はできない。盛り上がる3位争いのよそでこういった声が絶えない事が今後の課題とも言えそうである。
(TechinsightJapan編集部 林裕之)