登場から2年、着実にユーザーを伸ばしつつ、スマートフォンとしての性能を磨き上げるためのアプリケーションも増加の一途をたどるiPhoneであるが、そのiPhoneアプリの人気度合いや値下げ情報、Q&Aなどをウェブで閲覧できるiPhoneのソーシャルメディアサイト「mobaApp(モバアップ)」のベータ版が、9月29日にリリースされた。
「mobaApp(モバアップ)」は、iTunesのApp Storeで扱われているiPhoneアプリ79940個(2009年9月28日現在)の詳細情報を掲載したWebサイトで、PCやiPhoneで閲覧できる。
ジャンル別だけでなく、人気・評価の高いアプリや値下げされたアプリなど、さまざまな条件でアプリを検索できるほか、レビューの閲覧や投稿も可能です。iPhoneアプリ開発者がオンラインで自分のアプリ売上詳細を閲覧、分析できる機能も提供されている。
興味深いのがこのWebサービスが、アプリにおいては競合ライバルとも言うべき、Google Application Engine上で開発されていることだ。アプリ開発者は、GOOGLEのアカウントがあれば、WEB上で自分のアプリダウンロード詳細を月日別、国別、などさまざまな角度から閲覧、分析できるweb app analytics機能を無償で利用することができる。
世界中のアクセスが集中してもサーバーダウンしない、世界最大のiPhoneのソーシャルメディアサイトを目指すとしている。
一般ユーザーにとっては、iTunesのApp Storeで扱っているアプリ79940個(2009年9月28日現在)のなかから、ジャンルや人気キーワード
一覧で検索できるのはもちろん、各ジャンルのアプリを「新着順」「名前順」「人気順」「値下げ順」ごとに表示することもできる。
スマートフォンアプリケーションの世界は、iPhoneアプリのほか、競合であるAndoroidアプリが無償をアピールポイントにして数を増やしており、非常にエキサイティングな状況となっている。
iPhoneアプリは先達となるが、iTunesからのダウンロードが基本となっており、「mobaApp(モバアップ)」のようにウェブで閲覧できるサービスが登場したのは、非常に喜ばしいことである。
特にQ&Aコーナーの設置によって、「こんなアプリケーションない?」「こんな使い方できない?」といった疑問・質問が気軽に投稿できるのが魅力的なサービスと言えるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)