グラフィックデザイナーは当然のこととして、それ以外のヘビーなPCユーザーはマウスよりもペンタブレットインタフェースを好む人が多かった。しかし、OS側の対応が直感的なインタフェースについていったいなかったため、それほど普及はしていなかった。
しかし、近年のタッチパッドの進化による様々な直感的操作に加えて、iPhoneに代表されるタッチインタフェースの進化は、PCの操作を根底から変えようとしている。そんな時代を先取りしたのが、ペンインタフェースとタッチインタフェースを統合したワコムのBambooシリーズだ。
新しいBambooシリーズは、通常のトラックパッド同様に1本の指で操作したり、2本の指による簡単なジェスチャーでパソコンを直感的に操作したり、ペンを使ってより細かい操作やコンテンツ制作を行うことができる。
例えば、Webブラウザのページを指先でめくるような感覚で操作しながら、ブログやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などを介して他の人々とコミュニケーションしたり、情報の共有を楽しむことができる。
また、画像やイラスト、ドキュメント、動画などのコンテンツに触れる感覚でアプリケーションを操作しながら、クリエイティブな表現をシンプルに行うことができるようになる。
通常のパソコン操作だけでなく、マルチタッチのジェスチャー機能でさまざまな操作を指先でシンプルに、直感的に行え。また、ワンタッチ操作のファンクションキーを4 つ装備している。
まもなく登場するWindows7がさまざまなタッチインタフェースに対応していることもあり、これからのPC操作はいかに器用な指先を使いこなせるかで作業能率が違ってくるだろう。
高機能多ボタンマウスを使いこなすのユーザーに加えて、タッチインタフェースを駆使してスピーディなウインドウ操作をするユーザーが増えてくるに違いない。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)