ネットブックは、この1年間で一部を除きスペックアップよりもバッテリーの耐久性と端末内蔵による軽快さを競っているようだ。外出時の通信規格が乱立する中、ASUSは、HSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)対応のワイヤレスWAN機能を搭載し、Eee PC Seashell シリーズのデザインを採用した、薄型・軽量でバッテリー駆動最長約9.6時間のスタミナをもつ新モデル「Eee PC 1005HAG」(イー・ピーシー・センゴエイチエージー)を日本市場向けに発売する。
「Eee PC 1005HAG」は、電話機やデータ通信カードを接続せずにどこでもインターネットに接続し、高速通信が行える、株式会社NTTドコモ(以下、NTTドコモ)FOMA(R) HIGH-SPEEDの「HSUPA5.7Mbps」に対応した「ワイヤレスWAN」機能を搭載。
NTTドコモのFOMAハイスピードエリアにおいて、受信時最大7.2Mbps、送信時最大5.7Mbpsの高速データ通信が可能になる。
OSにMicrosoftWindows XP Home Edition 正規版 Service Pack 3を採用、CPUにはインテル AtomプロセッサーN280 メインメモリは1GB HDD 1GBと一般的なネットブックのスペックであるが、通信機能は、ワイヤレスWAN機能(NTTドコモ FOMA HIGH-SPEED、HSUPA5.7Mbps対応)、LAN機能(100BASE-TX/10BASE-T)、無線LAN機能(IEEE802.11b/g(Wi-Fi適合)、IEEE802.11n(Draft 2.0))、Bluetooth Version 2.1EDR+EDR(Enhanced Data Rate)となっており、邪魔な突起物なしで通信及び周辺機器デバイス接続が行えるのが強みと言えよう。
発売予定日は、2009年9月19日。価格は52,800円となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)