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大型液晶搭載インクジェット複合機PIXUS MP990発売 キヤノン

キヤノンは、インクジェットプリンター「PIXUS(ピクサス)」シリーズの新製品として、インクジェット複合機「PIXUS MPシリーズ」6機種、インクジェットプリンター「PIXUS iPシリーズ」1機種の合計7機種を、9月中旬から発売する。

新製品はいずれも、「PIXUS」が誇る高密度プリントヘッド技術「FINE(Full-photolithography Inkjet Nozzle Engineering)」を搭載し、顔料ブラックと染料カラーを採用したインクシステムと相まって、写真と普通紙の双方で高画質と高速プリントを両立している。

また、従来各メーカーが独自の方法で測定していた普通紙でのプリントおよびコピースピードについて、ISO(国際標準化機構)が策定したプリンター/複写機生産性測定方法規格(ISO/IEC 24734および24735)に基づいた標準設定での表記を採用しており、新製品 “MP990″では、A4カラー原稿で約9.1ipmの高速プリントを実現している。

最上位機種のMP990は、グレーインクを搭載した6色インクシステム(染料5色・顔料ブラック)による、カラー/モノクロ写真から普通紙までの高画質なプリントを特長とし、L判フチなし写真を約17秒、A4カラー原稿で約9.1ipmの高速プリントが可能だ。

3.8型に大型化した広視野角のカラーTFT液晶モニターを搭載しているので、デジカメの中身を見ながら印刷ができるのが嬉しいところだ。

無線/有線LANに標準で対応しているので、置き場所を選ばないほか、無線LAN接続でiPhoneやiPod touchからの写真プリントに対応している。

さらに、BD/DVD/CDコレクションのレーベルプリントに対応。大切な映像コレクションの整理にも活躍する。

白色LED採用でウォームアップレスを実現した4,800dpiの高精細CCDを搭載したスキャナ機能を搭載している。

機能面では、今回新たに、画像の露出状態をエリア別に解析して、暗い部分を適正な明るさに補正する「エリア別明るさ補正」機能を追加した「自動写真補正II」を搭載しており、逆光で暗くなってしまった被写体だけを明るくして、より美しく写真をプリントすることが可能だ。

また、ウェブページを快適にプリントできるInternet Explorer 7/8(32bit)対応のプラグインソフトウエア「Easy-WebPrint EX」が用意されている。ウェブページの主要な部分だけを自動的に選択して切り抜いたり、複数のページから欲しい部分だけを集めてユーザー自身がレイアウトして印刷することが可能となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)