9月8日付けの夕刊フジによると、一ヶ月前ほどから楽天の試合に中日スコアラーが向かっていた事が判明した。セ・リーグも警戒を怠らない存在となった楽天。その期待（？）に応えられるか？

日本シリーズで対戦の可能性がある楽天に対して、スコアラーを送り込む。特に変わった話でも何でもないのだが、楽天コーチ陣がこれについて喜んでいるあたりに、これまで楽天の置かれてきた立場というものがわかる。まさか偵察部隊を送り込まれるような位置につけるとは、以前なら考えられなかった。

しかし、今年の楽天は昨季までとは違うと見ているのだろう。岩隈・田中の2枚看板に、打撃陣でも現在首位打者の鉄平や、前半戦好調だった草野と出てきており、もはや戦力の足りない新生チームというイメージはない。日本シリーズを視野に入れての、情報戦がこれから活発に行われることだろう。
（TechinsightJapan編集部　林裕之）