米国発!Breaking News

writer : techinsight

【米国発!Breaking News】911オペレーター、通報した市民に犯人追跡を要請

オタワ(カナダ)のドラッグストアにいた親子が偶然にも強盗に遭遇し、店を出て車の中に逃げ込んだ後に911通報した。するとオペレーターが犯人の車を追跡するよう指示をしてきた。すぐに警察が駆けつけると思い、親子は追跡を始めたが、結局約20分間で6kmの追跡になった。

ジョージィ モソーは娘と共にドラッグストアで買い物中に強盗を目撃し、すぐに店を出て車の中から911通報した。またオペレーターと話しながら安全の為に車を駐車場から近くの通りに移動させた。

すると店から出て来た強盗が、移動させたモソーの車の真ん前に駐車されていた車に大きなバッグを投げ入れ、走り去っていった。運転席にいた強盗のパートナーらしき男がそのまま車を運転し、逃走を始めた。オペレーターと話し中のモソーはすぐに車の種類とナンバー、車がアルタビスタ通りを向かっていると伝えると、「警察到着まで追跡してください。」と思いがけない指示を受けた。

すぐに警察が駆けつけると思い、指示とおりにモソーが追跡を始めた。しかし追跡中にパトカーを何度も見たが、犯人逮捕どころか、モソーが追跡していることにも気づいていなかった。15〜20分後にやっと一台のパトカーがサイレンを鳴らしながら犯人の車に近づき、犯人逮捕に成功した。

街の中心街で起こった事件なのに警察到着に15分以上もかかったこと、オペレーターが一般市民に追跡を要請したこと、また今回の事実を地元メディアのレポーターから知った警察署長バーン ホワイトはモソーに感謝を示し、また警察の落ち度も認め、緊急コミュニケーションのスタッフに「事件を目撃した市民に逃走中の犯人の追跡を促す、または勧める言動をしてはならない」と命令を下した。

(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)