米国発!Breaking News

writer : techinsight

【米国発!Breaking News】アメリカン航空従業員9名、総量約9000kgものコカイン密輸。

1999年からFBIと麻薬取締局がプエルトリコの麻薬密売組織の捜査を行って来た。捜査の手はアメリカの航空会社にまで広がり、American Airlineの従業員9人が約2千万ドルのコカインを密輸した疑いで逮捕された。

逮捕された従業員はグラウンドでの業務や荷物係の業務に携わっていた。過去10年で約9000kgものコカインをプエルトリコから、フロリダ、ニュージャージーなど全米各地に輸送していた。

密輸組織のリーダーだったWilfredo Rodriguez RosadoはAmerican Airlineで貨物を扱う従業員だった時に、同僚らに話を持ちかけてチームを作り、麻薬密輸を始めた。プエルトリコからコカインで詰められたスーツケースを貨物専用コンテナーに忍ばせて飛行機でアメリカ国内に輸送し、アメリカ内のチームメンバーが受け取るのがパターンだったようだ。

今回逮捕されたチームは“フリーランス”で仕事を受け付けていたようで、複数の麻薬密売組織と契約をしていた可能性がある。9人もの逮捕者が出たAmerican Airlineは捜査に全面的に協力している。しかし逮捕の事実は認めているものの、従業員の業務状況などの詳細については口を閉ざしている。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)