アラバマ州ハンスビルの中学生が警察に誘拐未遂があったと証言した。しかし警察官が曖昧な少年の話に疑問を抱き少年を問いつめると、成績表を隠す為に嘘をついたと認めた。

少年の話は学校からの帰り道から始まった。通りを歩いていると、一人の男にいきなり車に押し込まれた。男は銃を持っており、少年に「お前を殺してやる。」と言って車を走らせた。その後少年は車から鞄を持たずに飛び降りて脱出し、祖父の家へ逃げたという。

少年の話を聞いた警察は車を飛び降りた時に鞄は持たず、バンド用の楽器だけ持って逃げたことに疑問を抱き、少年を問いただすと、良い成績を取れなかったから成績表を親に見せたくなかった、誘拐をでっちあげて成績表を隠そうとしたと告白した。

警察は今回の事件に関して刑事起訴はしないとしている。また事実判明後に少年の祖父が警察に謝罪の電話をした。
（TechinsightJapan編集部　村居唯衣）