米国発!Breaking News

writer : techinsight

【米国発!Breaking News】フロリダから2400kmの旅。マサチューセッツにマナティーが出没。

フロリダマナティーはその名の通りフロリダ州を中心に生息するマナティーで、季節によってノースカロライナ州からルイジアナ州の範囲を移動することもある。しかし北東に位置するマサチューセッツ州ケープコッドに2年連続でマナティーがやってきた。

昨年9月に1頭のマナティーがケープコッドの港の中を泳いでいるのを目撃された。数週間も港にいるマナティーは地元住民に“デニス”と名付けられ、ひと時の人気者になったという。しかし温水を好むマナティーにはケープコッドの水は冷た過ぎたらしく、デニスは命にかかわる低温ストレスを見せ始めた。すぐにレスキュー隊が保護し、フロリダ州オーランドにある水族館に輸送されたが、水族館に到着する前に死亡確認された。

そして今年9月またマナティーがケープコッドに姿を現した。“デニス2世”と名付けられたマナティーは初代デニスよりも大きな雄で推定体重は約450kgだという。2年連続のマナティーの出現を聞いた住民は早くもデニス2世を見ようと港を訪れている。昨年の悲劇を二度と起こさぬよう港の管理事務所では、地元住人にデニスに食べ物や水を与えぬよう警告などをしている。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)