writer : techinsight

【テック腹ペコ隊】問い合わせ殺到でアクセスエラー。「1人で60個大人買い」も。伝説のプリンが仕掛けた次なる一手とは。

お客さんの「パンに塗ったらおいしかった」という一言で一気にブレイクした北海道プレミアムデザート ミルキーゴールド「超濃厚なめらかプリン」(有限会社 青華堂)をご存知だろうか?
以前【テック腹ペコ隊】でも取り上げたあの“ただ者ではない”プリンである。
実はこの「超濃厚なめらかプリン」が、“萌えパッケージ仕様”としても販売になるという。9月に入り、発売元の青華堂から発表されて以来、あらゆるメディアで取り上げられ、同社サイトが一時アクセスエラーになる程の注目ぶり。
『パンに塗ってもおいしいプリン』とキャッチコピーを変えた発売から一年、変り種プリンとしての話題性と濃厚な味が人気を呼び、累計販売数は既になんと20万個を超える。
1人で60個の大人買いをするお客さんもいるなど、その人気は押して知るべし。様々な伝説を持つ“ただ者ではない”プリンなのである。

これだけ話題に上っているのにも関わらず、記者はまだミルキーゴールド未体験。新企画を記念してまずは一度食さねばなるまいと、販売元の有限会社 青華堂を拝み倒して発売直前の萌えパッケージバージョンを入手した。今月1日から予約をスタートしているこの商品、特に限定版(インターネット限定3000セット・マウスパッド付き)の予約注文が殺到しているそうで、殆どの人が2箱予約する傾向にあるというが、多い人では5箱というお客さんもいるという人気商品。

届いて最初にチェックしたのは当然外箱。土産物によくあるツルツルテカテカした箱ではなく、DVDなどのコレクターズボックスに見られるようなちょっといい質感の箱に西又葵先生のキャラクターが印刷されており、箱だけでもコレクターズアイテムになりそうな感じだ。続いてインターネット限定でついてくるマウスパッド。表の印刷面はしっかりしたシートで、簡単に痛んだりはがれたりというのはなさそうだ。しかもこれ、商品パッケージやポスターなどのイラストをそのまま転用した販促品ではなく、マウスパッド専用に書き下ろされたこれっきりのイラストだというではないか。(こんな話を聞いたら勿体無くて使えません・・・記者は家宝にすることに決めようと思います。)ちなみに、通常版にも同梱されているコースターはプリンのアルミ蓋と同じデザインなので、わざわざ食べ終わった後のフタをキレイに洗って取っておこうと思っていた人にとっては嬉しいオマケではないだろうか。

と、ここまではパッケージチェック。いよいよその中身を食してみようとプリンを箱から取り出してビックリ。深さ5センチはあろうかという容器にたっぷりとプリンが入っている模様。
早速フタをあけて一口。濃厚ではあるがくどさはなく、口に入れるとするりと滑らかに溶けて無くなっていく感じ。手にした容器の重さやスプーンですくった感触からは考えられない口溶けのよさだ。
「大人買いする気持ちが分かる。」思わずつぶやいた。

では、ウワサのパンに塗ってみるというのはどうか?記者が今回試したのは、普通の食パンとトーストした食パン。どちらも美味であったが、記者の好みはトーストしたパンであった。ちょっと焦げ目をつけたパンに塗ると、その焦げ目が香ばしさを演出してくれカラメルっぽい味わいとなるのだ。このプリンの味わいに変化をもたせたい人や、カラメル風味が好きな人にはオススメだ。

今回、萌えパッケージにリニューアルしたことで今までと比較して販路が大幅に拡大されたという有限会社 青華堂。北海道のお菓子業界初のキャラクターパッケージ導入ということもあり、その注目度はダントツの様子。アノ石川遼クンも参加する、16日から開催される第37回ANAオープンゴルフトーナメントの会場で18日から特別販売されるというので、一足早く手にしたいという人は是非現地へ足を運ぶべし!

しかし、記者としては残念なことが一つある。それは、パッケージやマウスパッドに描かれている彼女らに名前や設定がまだないということだ。萌えといえば、やはりキャラクターの設定は必須。名前や設定があればこそファンはキャラクターを身近に感じることができ、より萌え度が上がるというものだと記者は思うのである。

青華堂に伺ったところ検討はしているとのことなので、我と思わん方、既に自分の中で名前や設定を作っているという方は是非提案してみてはいかがだろう。余談ではあるが、POPやのぼり・ポスターといった各種宣伝グッズもそれぞれこだわりのデザインを施したということも耳にしたので、これらもファン垂涎のアイテムとなるのではと記者は睨んでいる。

このミルキーゴールドプリン萌えプロジェクトについて、「今までの観光の枠に囚われずに、自分たちのやりたいことをアイディアを駆使して頑張っていきたい」と、序章であることを匂わす青華堂。不況に強い地域ブランド牽引役の一つとして、ぜひ“萌え”で北海道を盛り上げて欲しい。
(TechinsightJapan編集部 北島要子)