writer : eri

【どっちが勝ち組でショー】 神木隆之介VS須賀健太。ドラマ「赤鼻のセンセイ」名子役対決!  

今回の【どっちが勝ち組でショー】は、先日最終回を迎えたドラマ「赤鼻のセンセイ」(日本テレビ系)に生徒役で出演していた神木隆之介と須賀健太。二人とも小さい時から芸能界入りして、天才子役と呼ばれてきた。子役から大人の俳優へと変わりつつある二人についてみていくことにしよう。

神木隆之介は、2歳の頃に「セントラルグループ・セントラル子供タレント」へ入団。1995年から俳優としてデビューしている。16歳にして芸歴14年というベテランである。「赤鼻のセンセイ」ではぜんそくを抱えた八重樫守役を好演。クールで感情をあまり表に出さない役を、顔の表情や眼の動きなどで繊細に演じていた。以前から、眼の演技力に定評のある神木ならではの役だったといえる。

ドラマ「義経」、「探偵学園Q」、「風のガーデン」、映画「妖怪大戦争」などに次々出演し人気を得た。また、声優としての評価も高く、「千と千尋の神隠し」、「ハウルの動く城」「サマーウォーズ」などへ出演している。映画「お父さんのバッグドロップ」で第14回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。さらに、映画「妖怪大戦争」では、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。

一方の須賀健太は、4歳のときに「セントラル子供劇団」に入団。こちらも神木同様15歳にして芸歴11年というキャリアがある。「赤鼻のセンセイ」では白血病を患っている和田雅樹役を好演。白血病患者という難しい役柄に挑戦。抗がん剤による嘔吐や、髪が抜け落ちて精神的にショックを受けるシーンなど、大人でも難しい役を見事に演じてみせた。

ドラマ「人にやさしく」、「喰いタン」などに出演。また映画俳優としての評価も高く、「ALWAYS 三丁目の夕日」で人気を得てその後、「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」や「釣りキチ三平」では主役に抜擢されている。「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」では、第30回日本アカデミー賞新人俳優賞を歴代最年少(2008年現在)で受賞した。

この二人を見ていると、天才子役と呼ばれる理由がわかる気がする。ここで、記者の独断と偏見で勝敗をつけなければならないのだが、今回は本当に難しい。今回は映画「お父さんのバッグドロップ」と「妖怪大戦争」で二つの新人賞を受賞した神木隆之介の勝利としたい。演技のうまい子役達が出てくると、共演する大人も大変だろう。しかし、そこはプロの世界、大人だろうと子供だろうと演技が下手なら消えていくのが芸能界というものである。顔が良いだけのアイドルや俳優がドラマの世界から消える日もそう遠くはないのかもしれない。 
(TechinsightJapan編集部 MAKI)