writer : techinsight

IQを上げると意外な幸せが!?知ってるようで知らないIQテストの実際。

昨今、クイズブームや脳トレブームも相まって、IQテストに再び注目が集まっている。言わずと知れた知能検査の代表格IQテスト。あなたも子供のころ、一度や二度は受けたことがあるのではないか?だが、実際のところ、IQテストとは一体“何者”なのだろう。問題制作者に直撃した。

今回取材に応じてくださったのは、携帯サイトで本格的なIQテストを提供している
「IQテスト力脳」の運営元、株式会社アキュートエンターテインメントの岡田敏志氏だ。

―――まず、自分のIQを知るというのは興味がある半面、低かったらショックなのですが…
岡田氏:「IQテストは、その時の脳の回転を一時的に測るものです。受けた時の状況や環境によって上下します」

―――なるほど、不変のものではないのですね。では、IQを測る意義とは?
岡田氏:「たまに測ってみて、指標にすると良いでしょう。下がっていたら、脳が使われていない(=劣化)ということです。つまり、脳は筋肉と同じで、継続して使っていると良い状態になりますし、使わないとどんどん劣化していきます」

―――IQは上げることができるのですか?
「はい、鍛えることでIQは上がります。筋トレと同じですね。
「IQテスト力脳」のIQテストは、いずれも考えないと解けない問題になっていますから、IQテストを受けること自体が脳を鍛えることになります」

「IQテスト力脳」は頭脳系の楽しいパズル問題が満載で、答えた後に得点と平均点、そしてIQが判明される。さらにはランキングやアドバイスなども表示してくれる。

毎月更新される豊富な問題バリエーションがサイトの特長で、問題の制作にあたっているのは右脳活性のカリスマトレーナーである児玉光雄氏、IQ150以上の認定会員で構成される頭脳集団「MENSA」の専属パズルライターであるフィリップ・カーター氏、ケン・ラッセル氏など本格派揃いだ。

もちろん問題の質だけでなく、IQ算出の方法も本格的だ。
「IQテスト力脳」はもともと2002年にガストなど大手ファミレスチェーン備え付けのタッチパネルにコンテンツを提供したのが起点で、これまでに130万人の参加実績を持つ。こうした参加者の得点および平均点、標準偏差などによってIQを相対的に算出しているのだ。

確かに、IQテストは暗記テストとは異なり、問題を解くこと自体が脳トレになるのだ。しかも、暗記の勉強のような苦痛は伴わず、楽しくゲーム感覚で脳を鍛えることができるのが嬉しい。「IQテスト力脳」では一日一問コーナーを設けており、IQがアップする問題を毎日配信している。

しかし、ひねくれ者の記者、ここで一つの疑問が生じる。「鍛えて、IQが上がった。で、どうなるのか?そこにどんな意味があるのか?」

それに対しても岡田氏は明確な答えを用意していた。岡田氏は今後、「脳を鍛えると日常生活がどう変わるのか」という事例をサイトの中で紹介していきたいと話している。例えば9年連続200本安打という大記録を達成したイチロー選手などトップアスリートは、イメージトレーニングによって脳を活性化し、実戦での活躍につなげることができた。同様に、会議でアイデアが出るようになった!成績が上がった!など、脳を鍛えることによって私たちの生活はたくさんの喜びで満ち溢れるようになるのだ。こうした事例を「IQテスト力脳」では今後、コラムなどで紹介していきたいとしている。

さらに、IQテスト以外にも「二角取り」などのゲームアプリや「10年後のあなた診断」などのコンテンツも充実。「かわいい女63のルール」の著者である里中李生氏が監修を務めた「かわいい女診断室」も女性にはオススメだ。12の設問に答えると、「内面的かわいい度」「外見的かわいい度」など男性からみて「どのくらいかわいいか」がわかるという。男性がこっそり自分の彼女の行動を当てはめて診断してしまうのもいいかもしれない。

「IQテスト力脳」(PC・モバイル) http://www.iqiq.jp/

(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)