米国発!Breaking News

writer : techinsight

【米国発!Breaking News】ゴルフコースで1万年前のマンモスの歯を発見。

ゴルフコースを整備中に大きな茶色の岩のような物が発見された。コースの整備担当のパトリック ウォーカーは、それが高校時代に勉強したマンモスの化石に似てると思った。

ウォーカーは早速オーナーのディクシー リレイにその岩のような物体を見せたが、リレイは「そんなこと言ってる暇はないのよ。」とウォーカーを信じなかった。

その後リレイは発見された約5kgの物体に興味を持ち、古代生物マストドンの骨を発掘した経験がある知人に連絡を取ってみると、ミシガン大学の古生物学を紹介された。研究者のスコット ベルドがすぐにゴルフコースにやってきて、物体を観察し、氷河期後期に生存したマンモスの歯であると断定した。更にマンモスの歯が発見された現場を調査すると、椎骨や牙の一部など他の骨も発見された。

ベルドによれば体重2000パウンド(約900kg)の成人初期、またはメスのマンモスの歯で約1万~1万2000年前のものだという。ベルドは「ミシガン州ではマンモスよりもマストドンの化石が多く発見される。最後に(研究所が)マンモスの化石を発見したのは3~5年前のことだ。」と今回の発見が希少であることを示した。

今後の調査についてはまだ検討中で、ゴルフ以外の目的でコースにやってくる人間が増えないように、発見現場の位置は秘密にするとリレイは話している。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)