まだハリウッドでは駆け出しの状態であったブラッド・ピットとジュリエット・ルイスは、1989年から5年近く交際し、同棲もしていた。現在はパンク・バンドの音楽活動に専念しているルイスであるが、この度雑誌のインタビューで、珍しくブラピとの思い出を語ってくれた。

現在は、「Juliette and the Licks」というパンク・バンドのリーダーとして、シャウトな人生を謳歌しているジュリエット・ルイス（36）。そのアクロバティックで激しいステージには、『ギルバート・グレープ』で魅せた清楚でボーイッシュなアノ女の子のイメージは、もう重ねようもない。

ルイスはこの度『Black Book』誌に、ほんの少しではあるが、ブラピとの思い出について語っている。二人がデートしていた時期は、まだまだ互いに名前が売れておらず、ハリウッドに野心を抱いてやってきた若い男女そのままといった感じで、それは奔放なデートを楽しめたという。

結婚生活を送った元妻のジェニファー・アニストンは別として、ブラピの恋人と呼べる数々の女性の中では、婚約まで進んだグウィネス・パルトロウとの交際より長く、若く貧乏であったにもかかわらず5年も続いた相手がルイス、当時はとてもキュートなカップルとして評判であった。

ルイスはその頃のことを、「自分の人生の本当に素敵な思い出よ。私たちが俳優として売れていなかったからかしらね。でも、とにかくビッグになりたくて、二人とも仕事を求めてはもがいていたわ。」と語っている。

しかし1991年、まだ17歳であったルイスは『ケイプ・フィアー』で、そしてブラピは『テルマ＆ルイーズ』でブレーク。互いの成功を喜びあいながら1993年には『カリフォルニア』で共演することになるが、それ以降多忙を極めるようになり、破局を迎えている。

「彼と一緒に暮らしていた小さなバンガローは、今でもよく覚えている。メルローズからちょっとのところにあったのよ。そこで二人が、大量のマリファナを一緒に吸ったこともね。私たちは結局別れることになってしまったけれど、やっぱり彼はめきめき売れ始めて、ついには “ブラッド・ピット” になっちゃったわ！」

今では世界が認める慈善活動に熱心なセレブであり、ニュー・オーリンズからは市長になってとのラブ・コールまで出ているブラピであるが、駆け出しのハリウッド・アクターであった頃にはやはりワイルドでイロイロあった、ということなのだろう。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）