writer : tinsight-yokote2

【海外仰天ニュース】英国発、ショッピング狂の77歳、16年間分の買い物に埋もれて死亡。

ロンドンから北西に300キロほどのヒートン・マージーという町で、少し前に77歳の女性が自宅で遺体となって発見された。手あたり次第すべてを買いこんでしまうという、無類のショッピング・オタクであったその女性は、なんと未開封の袋を含む衣類やスーツケースの下敷きとなって亡くなっていた。

29日、マンチェスターにほど近いストックポート治安判事裁判所では、77歳のジョーン・カネインさんがヒートン・マーセイの自宅バンガローで死亡していた事件について、警察の現場検証、検死官の報告、友人の証言などをもとに死因についてをまとめた。

カネインさんはガンを患っており、警察は現場の状況から、肺炎を起こして寝込んでしまった彼女に、16年間の買い物で高く積み上げられた商品が崩れ落ちたものとみており、不審な点はないと報告。検死官のジョン・ポラード氏も、自然死の判断を下した。

また友人であったロイ・モランさんは、2008年の暮れに彼女のバンガローを訪れた際、室内が買い物した商品で山になっていることから警察に相談、その後数回に渡り、彼女は警察官や役所の担当職員らの訪問を受けていたと証言した。

さらに彼は、カネインさんは16年前に受けた若者の嫌がらせがきっかけで精神面に異常をきたし、買い物が止まらなくなったとし、誰にも心を開かず、彼女の自宅に踏み入れる者もいなかったことから、近所の人々も、彼女のそうした部分には全く気付かなかったであろうと語った。

モランさんはまた、『ストックポート・エクスプレス』紙の取材では、「彼女にとっての楽しみは買い物だと自分でも言っていました。でも、それが常軌を逸した行動であることを、彼女自身も分かっていたようにも私には思えました。」と述べている。

なお、警察官や生活環境課職員らは、カネインさんの遺体を運び出してから部屋をきれいにするまでに、まる2日かかったことを明らかにした。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)