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ドラえもんのアノ道具が現実に?究極の翻訳サービス

ドラえもんの出す道具の中には、どこでもドアやタケコプターなど夢のあるものから、「これは実用化されれば便利だな」という現実的な道具まで様々ある。中でも「ほんやくコンニャク」は、外国語に苦戦する人たちにとっては究極のお助けアイテムになるのではないか。

なんと、その「ほんやくコンニャク」を現実化したものがあるという。株式会社エニドアの開発したユーザー参加型オンライン翻訳サービス、その名も「ソーシャル翻訳コニャック」だ。従来の翻訳サービスと決定的に異なるのは、なんと翻訳してほしい文章を入力すれば、人が翻訳してくれるのだ。自動でおかしな日本語に変換されるソフトとも、高額な料金で時間もかかる有人サービスとも一線を画しているこの「ソーシャル翻訳コニャック」が、ついに無料の翻訳サービスを開始したという。

「ソーシャル翻訳コニャック」は今年5月の登場以来、人間が訳した実用的な翻訳を最低50ポイント(=50円相当)からの手頃な料金で気軽に利用できるサービスとして人気を博してきた。翻訳依頼と翻訳作業、どちらもサイトのユーザが行えるのが特徴だ。

現在、対応言語数は28言語に上り、翻訳結果の取得も短時間でできる。そして今月3日より、新たに無料翻訳サービスを開始した。これは、100文字までの文章の翻訳が無料となるもので、1日3回まで利用できるという。

また、無料翻訳サービスにおいては、翻訳を行った人に対する評価制度も新たに設けられた。利用者が翻訳をスピードと品質で評価し、翻訳者のレベル分けを行う。これによって「GOOD!」の高い評価を得れば、レベルが上がり、個別の高額翻訳依頼が受注できるようになるという。

そのほか、有料翻訳サービスでは1件あたりの翻訳可能文字数が500文字となった。また、画像アップロード機能による画像翻訳も可能となるなど、機能も充実している。

「ソーシャル翻訳コニャック」で、コンニャクを食べるごとく手軽に、かつスピーディーに他言語理解ができるようになるだろう。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)