writer : techinsight

原作の敵は今日の仲間(とも)?!今度の『ひぐらし』はファン同士のガチバトル!!

同人ゲームとして人気を博し、様々なメディアミックス展開がされている『ひぐらしのなく頃に』。
サウンドノベルである本作品をシュミレーションRPGとして新たな魅力を引き出した『ひぐらしのなく頃にTactics プラスOオー』の第2版が先月から配信をスタートしている。

2007年に配信された『ひぐらしのなく頃にtactics』について、 「携帯アプリにしてはすごい」 「ワンコインで買える価格帯のゲームにしてはすごい」という評価はあれど、純粋にこのゲームそのものの面白さが認められたわけではなかったという感触を感じているという、開発・販売元の株式会社そらゆめ

そんな同社へ、2年という期間を経て配信された『ひぐらしのなく頃にTactics プラスOオー』への意気込みを聞くべく直撃した。

-今回の『ひぐらしのなく頃にTactics プラスOオー』開発にあたってはどのような意気込みで取り組まれましたか?
「今度こそ、『ひぐらしのなく頃にtacticsは面白い』と皆様から認めていただけるよう留意し、スタッフ一丸となって取り組みました。」

-従来の「ひぐらし」ファンでもまた違った視点で楽しめる、tacticsならではというところは?
「原作で敵対していたキャラクター同士を、あえて同じチームに組み込んで協力させる事が出来るのは、本ゲームならではの面白さだと思います。オンライン対戦対応版ですので、同じ『ひぐらし』ファンの友達や同僚との対戦が特にオススメですね。」

-サウンドノベルゲームをタクティクスRPGにすることについて難しさはありましたか?
「原作に登場するキャラクター一人一人が魅力的で、またシナリオのボリュームもあったため、ネタには事欠きませんでした。特別な苦労は無かったと思います。」

-従来の『ひぐらし』を知らない人、プレイしたことのない人でも楽しめるという部分はありますか?
「残念ながらありません。その代わり、原作ファンには隅々まで楽しんでいただけるよう制作しました。なぜならば、本ゲームは、原作ファン向けのファンアイテムだからです。」

-第2版の開発において苦労された部分はありますか?
「時間をかけ、どのキャラクターにもスポットが当たる瞬間があるよう調整をしたことですね」

携帯という手軽でコンパクトな媒体向けに開発するにあたって、「携帯ゲーム特有のキー入力のストレスを少しでも軽減すべく、ユーザーインターフェースの向上に努めた」という同社だが、まだまだ改善の余地はあるのではと、今後に向けて更なる改善点の洗い出しにも余念がない様子。今回の第2版は、第1版とは違いオンライン対戦対応版となっており、対CPUではなくユーザー同士で1対1の対戦をすることが可能になっているのも大きなポイントだ。また、Tactics プラスOオーでは、新キャラ・スキルの追加や、原作キーワードにちなんだ新種目・新規のアレンジBGMなども追加されており、前作以上に『ひぐらし』の世界を満喫できるようになっている。

現在はDoCoMoのみの対応となっている同アプリだが、年内を目処にソフトバンクへの対応を検討しており、その際には異なるキャリアユーザー同士でもオンライン対戦が可能になる予定なのだとか。

今後、第3版・4版も検討中だというが、具体的にどういった形でのバージョンアップになるかは未定とのこと。まずは、最新の第2版でより進化した『ひぐらしのなく頃にTactics プラスOオー』の魅力を感じて欲しい。

(TechinsightJapan編集部 北島要子)