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アクセス解析だけでは成約は遠い ネットマイニングという新しい手法 サーチイグナイト ジャパン

サイトのアクセス解析結果を分析しているだけでは成約は見込めない。そこでユーザーのサイト内行動を分析する「行動ターゲティング」という手法が注目されている。
しかし、この「行動ターゲティング」にしても、具体的にどこをどうすれば成約率が向上するのかは、人間が考えなければならない。
しかし、サーチイグナイト・ジャパンの提供する行動ターゲティングツール「Netmining(ネットマイニング)は、ズバリ成約率の向上を目的とした新しい行動ターゲティングツールである。

Netmining(ネットマイニング)とは、アクセス解析と行動分析エンジンを用いることで、ウエブサイトを訪問したユーザのサイト内での行動をリアルタイムで分析、スコアリングを行い、見込度の高いユーザに対して、最適なタイミングにコミュニケーションを図る。
また、再訪ユーザに対しては、過去の訪問履歴に基づき、コンテンツの最適化を行い、コンバージョン率を飛躍的に向上させる為の技術である。本社のあるヨーロッパでは、セールスサイクルの長い高価商品を販売しているユーザーを中心に多数の実績があり、導入後の成約率の改善は100%−500%であった事例も多数あるとのことだ。

マイニングとは、「発掘」を意味し、ITの世界では、従来からデータマイニングやテキストマイニングという形で、膨大な情報の中から現出する法則性を見いだすことに貢献してきた。ネットマイニングは、ネットユーザーの行動情報の発掘ということになるであろう。

データ属性から抽出した単純なレコメンドではなく、成約確度の高いユーザーを発掘することで、コンバージョンの飛躍的な向上を成し遂げようとするものだ。

これまでの納入先は、アウディ、オペル、シトロエンといった有名車メーカーを中心に、高級商品を長期的に取り扱う企業が多い。海外での実績を日本でも導入しようという企業は、検討してみる価値があるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)