writer : techinsight

【テック腹ペコ隊】ぜいたく品?日用品?いま、ウォーターサーバーが支持されるワケ。

日常で欠かすことのできない水。お風呂を沸かしたり、洗濯をしたり、調理をしたりと当たり前のように使っているが、暑くなると水道水独特の匂いが気になるご家庭も多いのではないだろうか?

記者も以前ミネラルウォーターを使っていたことがあったが、注ぎ口から空気が入ってしまう手動給水タイプだったため、空気の混入が気になり途中で使うことをやめてしまった。

しかし、最近では電気タイプのウォーターサーバーを家庭に設置するのがはやっている様子。しかも、サーバーは無料でレンタルできるところが殆どだ。そういうことなら是非試してみねば、と手を出したのは、ウォーターサーバー・ランキングで上位に入っている、ワンウェイウォーター株式会社が提供しているウォーターサーバー

同社ウォーターサーバーは、電気により5℃と90℃で天然水を味わうことができる。大気中に含まれる雑菌をボトルの中やウォーターサーバー内部に混入させない独自のクリーンエアシステムを搭載することで安心して衛生的に楽しめるというから、使うときと使わないときのムラが激しく、従来の空気が混入するタイプでは、期間が空くと怖くて使えなかった記者にはぴったりだ。

問い合わせてみたところロングタイプ(床置き)のウォーターサーバーが人気だということなので、そちらをお願いすることにした(ちなみに、ロングタイプのほうが冷水の消費電力が多少少ないのでお得かもしれない)。また、同社では三種類の天然水を自由にチョイスできるシステムとなっているということなので、味比べにとそれぞれ一本ずつお願いした。

届いたウォーターサーバーは思っていた以上にしっかりとしたもので、飲食店などにあるウォーターサーバーと比較しても遜色ない。早速設置し、サーバーの電源を入れウォーターボトルをセットした。

最初は、今年の六月に発売されたばかりの富士の銘水「凛(rin)」だ。血糖値を下げたり体内から毒素・老廃物を排出するなどの効能があるという天然バナジウムを122μg/L含み、クセのない味で人気急上昇というこの水。早速飲んでみるが、拍子抜けするくらいクセというか雑味がない。水というと、○○の水や人気のダイエットウォーターなどを試したこともある記者だが、ここまで味がないのは初めてだ。常温で飲むとよくわかるのだが、口にするとストンと入っていく感じがするのだ。麺をゆでたりお米を炊いたり、お味噌汁を作ったりと試してみたが、どれも素材や調味料の味がそのまま生きているような味わいだった。

次は天然亜鉛とゲルマニウムを含有しているという九州日田「天寿の水」
凛(rin)」よりも舌に立つ味わいが残り多少硬い感じがし、料理などに用いてもこちらのほうがかっちりした味に仕上がる印象だ。「化粧品にも適した水」という話もある「天寿の水」。現在、直接肌につけて経過観察中なので今後の変化も楽しみにしたい。

最後は、絶妙なミネラルバランスを持つという奥京都三岳山麓「京の湧水」
京都府福知山市の三岳山麓で採水されているのだが、もともとこの地方のお水は米作りに適しているそうだ。このお水を、お米を研ぐ前に10分間、お米に吸水させると絶妙な味わいに炊き上がる。こらちは水道水の余計な味が排除されているという感じで、「天寿の水」のようにかっちりとした中に柔らかさあるという印象だ。

三種の味わいの違いから、水として飲むことを考えたときの記者の好みは「凛(rin)」であった。しかし、味わいのある水が好きだという人には「天寿の水」「京の湧水」のほうが印象に残るであろう。記者が飲みやすいと感じたのは、「凛(rin)」、「京の湧水」、「天寿の水」という順であった。

同社ウォーターサーバーは全国で15万台を超えて利用され、幅広いユーザーがいるという。種類ごとに複数台設置している家庭やオフィスもあるというので、これからは一家に一台どころか水の種類だけウォーターサーバーを、という時代になっていくのかもしれない。電気ポットと同程度の電気料金がかかるが、これ一台で冷温両方利用できることを考えればお得感も増すというもの。帰宅してすぐお茶を一杯、水を一杯。夜中に目が覚めて・・・朝の起きぬけに・・・というような時にも余計な手間をかけず、安全にさっと飲むことが出来るのは便利だ。

日々適切な量を摂取することでデトックス効果もあるといわれている水。何事にも経費を削減し、手間もかけたくないという昨今のニーズにマッチしているウォーターサーバーで、気軽に手軽に水を楽しんではいかがだろうか。
(TechinsightJapan編集部 北島要子)