writer : techinsight

話題の“位置ゲー”で遊んでみた

 携帯電話のGPS機能を利用した、通称“位置ゲー”。位置情報を登録することでアイテムやゲーム内通貨を手に入れたり、ゲームに対応した場所を陣地とすることができるなど、現実世界での移動そのものがゲームとして楽しめることが特徴だ。サラリーマンを中心に人気が高まっている位置ゲーだが、10日、新作「しらべる」が登場。さっそく遊んでみた。

 登録はしらべるケータイサイトから空メールを送り、返信されてきたアドレスにアクセスして必要事項を記入するだけ。ものの数分でゲームを始めることができる。分身となるアバターは目や髪型などが選べるが、パッと見て違いがわかるというほどのものではない。その分、服装で個性を出すところに楽しみを見出せそうだ。

 ゲーム開始当初はなぜか素っ裸。アバターとはいえなんとなく気恥ずかしいので、急いで“しらべる”ことにする。

 しらべるはこのゲームでもっとも重要なコマンドだ。位置ゲーは位置情報によりさまざまなアクションが起こるわけだが、このゲームではしらべる際に位置情報を送信するシステムとなっており、それにより見つかるアイテムが変化する。この場合の位置情報の範囲は比較的広く、市区町村単位のようだ。記念すべきしらべる第1回では「ふつうの布」をゲットすることができた。

 手に入れたふつうの布と手持ちの「はりといと」でさっそく「布の服」を合成し、着用。服を着たことで精神的に余裕ができ、当面はチュートリアル通りに進むことにする。

 「ベル」という機能を見つける。しらべる際に登録された位置情報により割り出された「近くの人」にベルを鳴らすことでお互いのパラメータが一時的にアップするというものだ。鳴らしたからといってチャット的なことをする必要はない。他のユーザーと接点を持ちたいときは掲示板を利用するようになっている。

 「アイテム市場」では他のユーザーとアイテムを売買することができる。さしあたってゲーム内通貨を入手する手段はここでアイテムを売るほかないようだ。しかし始めたばかりでアイテムに余裕ないため、とにかくしらべまくることにする。が、都合7回のしらべるでこれ以上はしらべることができないとのメッセージが! ユーザーのパケット代に対する配慮であろうか。とりあえず、しらべるコマンドが復活する今日の20時が楽しみである。

 まだ開始2日目だが、なかなかおもしろい。ただなにをするにもアクセスアクセスで、パケット代が馬鹿にならない予感。楽しむのならば定額プランなどを賢く利用しよう。
(TechinsightJapan編集部 三浦ヨーコ)