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【お笑い峰打ちコラム】“手相芸人”島田秀平がキテる

 島田秀平という芸人をご存知だろうか。所属はホリプロコム、ダンディ坂野やドランクドラゴンと同期の中堅どころであり、“手相芸人”としてにわかに注目を浴びている。

 島田は1996年、お笑いコンビ「号泣」として活動を開始。コンビでは「続!ボキャブラ天国」にレギュラー出演する他、爆笑オンエアバトルやエンタの神様にも出演経験がある。しかしながら大ブレイクとはいかず、2008年にコンビは解散してしまった。

 その後、島田ひとりでの活躍が目立ち始める。ピンでは号泣時代のようにネタを披露することはほとんどなく、手相芸人としての露出がメインとなった。

 島田の手相を見る力は占い師“原宿の母”のお墨付きであり、きちんと手ほどきも受けている。さらには“原宿の甥”という通り名をもらっているほどであり、玄人はだしというレベルではない。手相に関する著書も複数発行しており、これではもはや手相芸人ではなくただの手相を見る人といえなくもないが、ともかく島田の知名度はじわじわと上がっている。

 島田の手相は従来のものと違いユニークだ。フットボールアワー後藤が持っている“KY線”に、髭男爵ひぐち君にはない“ユーモア線”、さらには“エロ線”、“ヒルトン線”など、島田オリジナルの名前でわかりやすく解説してくれる。また、低姿勢なところも評価したい。上から目線でずけずけと物を言う占い師を不愉快と感じるのは私だけではあるまい。

 島田は手相のみならず、都市伝説や怪談の類、サブカルチャーにも詳しいとのこと。最近ではフジテレビ系「人志松本の○○な話」で造詣の深さを披露しているが、ここでブレイクすれば他番組も放っておかないだろう。不景気になると占いが流行するというし、今年は島田にとって飛躍の年となりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 三浦ヨーコ)