writer : techinsight

【ドラマの女王】マユゲ薄っ!シンゴ両さんのヤル気はホンキ?『こち亀』

今回の【ドラマの女王】は香取慎吾主演『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS系)話題騒然「こち亀」である。賛否両論あろうが、記者はこのドラマ楽しく見ている。同じマンガの実写化でも、同じ枠『ゴッドハンド輝』(平岡 祐太主演)に比べて明るいし、思いっきり馬鹿になりきる香取慎吾もけっこう頑張ってるよ。回を追うごとにちゃんと両さんらしくなっていってくれる期待感をもって、温かいまなざしで見てあげてー。

時間延長の第一回のみどころは、賞金100万円をかけての「神輿(みこし)キャノンボール」。香取慎吾の両津勘吉と劇団ひとり演じる神輿職人(國村準)の“祭り嫌いの息子やその他数人の男たちが神輿を担ぎながらありえない大暴走。江戸川の土手を全速力で走ったかと思ったら、電車や水中でも神輿は果敢に進んでいく。マンガのイメージそのままのガチャガチャぶりだ。

そこに賞金ドロボウが現れ大事な賞金を奪って逃げてしまい、金に執着が強い両さんは、自転車で犯人の乗ったトラックを追っかけて荷台にぶらーん。「執念」で見事犯人を逮捕できた。慌ただしくてちょっと見るのが疲れたが、亀有の町のジオラマや全体的な雰囲気は安っぽくとも、なかなか映像化が難しい「こち亀」のハチャメチャな世界は上手く再現している。子供ドラマとしては楽しめる。

“マユゲの薄い”両さんのシンゴ君はいまいちだが、ラサール石井の父ちゃんとのシーンは爆笑。柴田理恵の母ちゃんも下町っぽくていい。ちょこちょこ出没するビートたけし(足立区出身。)も面白く、この先両さんとどんな騒動を巻き起こすか楽しみだ。

ただひとつ、ハデ過ぎる制服の麗子 (香里奈) や 中川 (速水もこみち)にの衣装に比べ、主役の両津の制服が普通で見た目が地味過ぎるのが不思議だ。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)