米国発!Breaking News

writer : testjournalist

【米国発!Breaking News】続発するイタズラ電話被害。ついにFBIが捜査開始。

全米で続発するイタズラ電話による事件は、とうとうFBIが捜査に乗り出すほどにまで発展した。イタズラを撮ったビデオをYoutubeなどに投稿し、またインターネットラジオでイタズラ電話や会話をストリーム配信するグループ PrankNETが多くの事件に関与している可能性が高いとして、FBIはPrankNETとリーダーとして知られるDEXの身元調査等を開始した。

イタズラ電話のターゲットはファーストフード店の店員からホテルに滞在していた客まで幅広く、被害総額も5万ドルにまでなった事件もあり、笑らえる金額ではない。DEXと名乗る身元不明の男は、今年2月ニューハンプシャー州マンチェスターにあるケンタッキーフライドチキンに本社の上司だと偽り電話をした。スタッフに防火用の薬品を店内に振りまき、建物から避難するように言った。しかも薬品が付着していたら困ると、極寒の戸外に避難したスタッフに衣服を脱ぐように指示したという。

DEXはPrankNET上で多額の被害を及ぼした数件は自分がやったとしているが、中にはDEXと偽る模倣者もいると見られ、DEXが一連の事件にどれほど関与しているかは定かではない。PrankNetのラジオでメンバー同士でアイディアを考えたり、イタズラ中の会話なども放送されていた。

FBIによればリーダーと称するDEXはネット上の仮名であり、未だ身元不明のままだ。オンラインからの電話は追跡が難しい為、身元確認が困難だからだ。今の所PrankNETは少なくともテネシー州ノックスビルで起こった事件(被害総額5万ドル)に関与してるとして捜査を進めている。一部のグループが犯行を続けているだけで、イタズラ電話が“トレンド”として全米に広まっているわけではないとの見解をFBIは示している。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)